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タイムカプセル(覚王山より)

2020.12.06

はやぶさ2が無事に帰還しましたね!
オーストラリアでカプセルも回収され、
ただいま日本に向かっていることでしょう。
 
日本人科学者たちの叡智の結晶である探査機を送り込み、
小惑星の貴重なサンプルの回収に成功!
_人類の輝かしい成果です。

しかしながら地球の歴史を一年に例えると、
人類の誕生は除夜の鐘が鳴り終わる頃...
いわんや宇宙の中での人とは、
やはりなんて小さな存在なのでしょうか。

そんな人々の創り出した美術工芸品に囲まれていると
微小な存在である人間の
美しいものへの情熱が、
 
たゆまぬ努力が、
唯々(ただただ)愛おしい。
 
名古屋店StaffT

器局(風光舎 名古屋店より)

2020.12.05

 

皆さま、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

 

今日は、この風光舎にある器局についてお話しします。

この器局は、清朝末期に作られたものだそうです。

 

清の期間は、日本でいえば、安土桃山時代から、江戸・明治時代にかけてでしょうか。

中国最後の王朝として有名ですね。

映画「ラストエンペラー」をご覧になった方も多いのではないでしょうか。

 

 

この器局が名古屋店にやってきたときから、堂々と書かれているその言葉が、気になって気になって…います。

翻訳機などを使って、何度も読み解こうとしていますが、難しいです。

 

器局は、茶道具を展示する用途で用いられますが、大切な品を飾ることもできます。

 

お近くにお越しの際には、ぜひ一度、ご覧になってください。

 

 

私は諦めずにもう一度、この文字について考えてみようと思います。

友人にも聞いてみようかなと思っています。

心の拠りどころ(名古屋店・覚王山 姫池通より)

2020.12.04

 

皆さま、こんにちは。名古屋店スタッフの I です。

お昼間の陽射しの中でも、冷たい空気を感じるようになってきましたね。

 

一年も終わりに近づいてきて、来年こそは明るい兆しを感じたいと誰もが願っていると思います。

すべての国に共通するこの大きな試練。

現状、まだまだ低迷…不安定な日々が続いていますね。

暗雲が立ち込めているときこそ、心の拠りどころを準備しておくことは大切だと思います。

 

ある記事で、このような状況の時は『弥勒菩薩(みろくぼさつ)像』を祀ることが理想であると知りました。

弥勒とは古代インドでは”マイトレーヤ”と呼ばれ、慈悲から生まれたものを意味しています。

仏となることを約束されているため、弥勒仏・弥勒如来と呼ばれることもあるとのこと。

日本でも救済の仏様として知られていますね。

釈迦が亡くなられてから56億7千万年後に仏となりこの世に現れ、釈迦の教えで救われなかった人々を救済すると…。

ちなみにこの56億7千万年後とは、地球を含む太陽系が消滅する余命とほぼ一致しているのだそう。

深すぎます…

像を祀ることがベストのようですが、写真をプリントアウトし、お守り代わりに持ち歩いたり、自宅やオフィス、お店に貼るなどでも助けを乞うことができるそうです。

 

ここ風光舎 名古屋店へは弥勒菩薩像はまだおいでになっておりませんので、その日が来たときにはお知らせさせていただきます ^^

今はただ、未曾有の苦境を乗り越えられるよう皆ができる努力をし、ときには弥勒菩薩のような御存在にお願いをする…

不安感を少しでも和らげるなにか心の拠りどころを持っておくことは大きな助けになると、改めて思う一日でした。

 

 

 

 

 

 

こんなお店です(古美術 風光舎 名古屋店)

2020.12.03

初めてのお店には入りにくいもの_名古屋店スタッフTもまったく知らない場所はちょっと緊張しちゃいます。
そこで、あらためて古美術 風光舎 名古屋店についてご紹介してみますね。

 

お店は地下鉄東山線 覚王山駅から、徒歩でも5分ほどでアクセスいただける所です。
2番口を出て西へ向かい、末盛通2の交差点を渡り、左折して姫が池通を北へ、
若い女性やファミリーに大人気のロンドンカップケーキ店の隣に
『古美術 風光舎 名古屋店』がございます。

お車でお越しの方には、店舗前に駐車スペースも一台分ご用意。

出入りの際は段差や歩行者に十分ご注意くださいませ。

 

白を基調とした店内は、大きな窓から外光が入り、明るく気持ちの良い空間です。
壁際の棚には店主の選りすぐりの古美術品が並び、
先日やってきた円卓(ちゃぶ台)が和やかな雰囲気を醸し出しています。

 
現在、名古屋店では買取りに力を入れております。
近隣のお客様より数々の御品をお持ち込みいただきました。
遠方のお客様には出張買取も行っています。

皆さま先ずはお気軽に御相談下さい!
スタッフ一同、心よりお待ちしておりま~す。

漆黒の珈琲を彩るオールドノリタケ(覚王山 名古屋店より)

2020.12.02

 

今朝は少し冷えて、冬らしい朝となってきましたね。

とはいえ、もう師走なんですね。

 

暖かい珈琲をオールドノリタケのカップでいただきました。

ノリタケは言わずもがな、日本が世界に誇る陶器メーカー。

風光舎名古屋店のある、ここ愛知県がオールドノリタケの故郷です。

本日スタッフYがいただいたカップは、

愛らしい温かな何とも言えないピンクが、深い漆黒の珈琲の色を特に引き立ててくれます。

カップに『それでね…。』と話しかけたら、珈琲の湯気で眼鏡を曇らせる私の話を、

やさしく聞いてくれそうな癒し系女子のようなカップですね。

 

で、このオールドノリタケはのカップの裏のバックマークで

生産年が分かるそうなんです。

調べてみました。

 

月桂樹日陶印、1935-1943年生産、国内向けだそうです。戦前の生産ですね。

もう少し前に生産されたものには輸出用などのローマ字のロゴなどのマークもあったり、

検索していると時代の背景がみえかくれし、沼にはまりましたよ笑。実におもしろい。

皆様のお宅のノリタケも、一度ひっくり返して年代を調べてみてください。

 

 

まだまだ芸術の秋は終わりません(名古屋・覚王山より)

2020.12.01

 

皆さま、こんにちは。

年中、芸術鑑賞に浸っていたい名古屋店スタッフの I です。

 

師走ですね。波乱の1年、あっという間でした。

個人的にはまだまだ芸術の秋を終わらせたくないと思う日々であります ^^

 

現在、東京・Bunkamura ザ・ミュージアムにて『ベルナール・ビュフェ回顧展』が開催されていますね。

(また東京のお知らせか!← お許しください 笑)

私は学生のころ、憧れの東京へ行くことが新鮮で、長期休みの度に都会の空気⁈を感じに行っていました。

渋谷区道玄坂にありますこのBunkamura へもその頃初めて訪れました。

都会的な建物!素敵すぎる空間!!と強く思った印象があります。

 

しかしここ数年もの間、大都会へは行けていないのが現状です…

ただでさえ東京の移り変わりは激しいですが、特にここ最近の再開発の勢いはすごいとのこと。

このような状況となっては、最先端を感じるのはもう少しの我慢がいりますね。

 

ベルナール・ビュフェの作品を堪能できる場所としては、

静岡県クレマチスの丘にあります『ベルナール・ビュフェ美術館』がおすすめです。

(現在、一部休館とのことですが)

美しく整った広大なエリアの絵になるお庭。

静かに自然や芸術作品と対面できます。

 

例年通りの年末年始の移動は難しくなってしまいましたが、限られた中でも存分に楽しみたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

萩焼の祖_須佐焼について (風光舎 名古屋店より)

2020.11.30

山口県萩市の焼物といえば『萩焼』が有名ですが、
そのご先祖様が『須佐焼』です。

いま古美術 風光舎 名古屋店にある『須佐焼』は
青味がかった灰褐色の小皿たち。
こちら桔梗のような花弁が可憐ですが、
どこか素朴で親しみやすい風情ですね。

現在も萩市には             
唐瀧庵 土谷道仙(とうりゅうあん つちたにどうせん)という窯元が残っています。
    
~由緒ある須佐流の流れを今も大切に受け継ぎながら制作を行う。
建物のたたずまいや作品にも、伝統ある窯らしい風格が漂う。
釉薬は代々秘伝の文書が受け継がれており、化学釉は一切使っていない。
現在は、十四代・道仙が須佐焼の伝統を守り続けている。~
=萩市観光協会公式HPより=  
 
世相が落ち着いた頃に 是非訪れてみたい場所の一つになりました。
それまでは、おうち時間を こんな可愛らしい器たちと 楽しみたいものです。
名古屋店STAFF T

白壁地区を訪れてみました(覚王山 名古屋店)

2020.11.29

こんにちは。

本日は、名古屋らしいスポットをご紹介。

まだ、名古屋初心者スタッフYですが、

先日初めて白壁地区へ足を踏み入れました。

白壁地区は名古屋でも有数の高級住宅街。古くは、武家屋敷として発展を遂げ、

大正から昭和初期には、武家屋敷跡地の広大な敷地に豊田佐吉氏、

豊田佐助氏、豊田喜一郎氏など豊田一族、

ソニーの創始者盛田昭夫氏など財界人の邸宅が屋敷を構え、

現在も所々、当時の面影を感じられるスポットが点在しております。

こちらもかつての御門。現在は高級マンションの入り口になっていたり。素敵ですね。

 

また、そのシンボル的な建物として日本の女優第一号 川上貞奴が

女優引退後、電力王福澤桃介と共に暮らした邸宅を移築保存した『文化のみち双葉館』

(旧川上貞奴邸)が。こちらはお洒落な洋館でして、特徴的な屋根がひと際目をひきます。

 

先を急いでいたため、中を拝見することはできませんでしたが、

周辺のランチのお店もチェックしましたので、

再訪の際は、スタッフY、シラカベ―ゼになりきりたいと思います笑。

 

また、名古屋のスポットにお越しの際は、

古美術風光舎名古屋店にも是非もいらしてください。

買取等のご相談の対応もしております。

 

皆さまの、ご来店をお待ちしております。

 

風光舎名古屋店より 秋

2020.11.28

 

皆さま、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

 

今日の名古屋は、まさに「天高く馬肥ゆる」といった天気ですが、暦の上ではもう冬ですね。

春と秋は、毎年短く感じます。

 

食欲の秋(そういえば今年はまだ焼きいもを食べていません!)、

読書の秋、スポーツの秋、芸術の秋…

秋らしいことをあまりできなかったと、悔やんでおります。

皆さまは秋と言えば

何を思いますか?

 

ブログを書きながら、ふと「ハーモニカが吹けるようになりたい…」と思いました。

音楽の秋もよいですね。

 

 

古美術の秋も素敵です。

御本茶碗を手にとってみました。(覚王山 名古屋店より)

2020.11.27

 

 

こんにちは。

本日初めて御本茶碗なるお茶碗を手にとってみました。

スタッフY、実は、古美術についてまだまだ知らないことばかりで、

日々お勉強の毎日です。

ですが、本当に古美術を学ぼうと思うと、

世界史日本史からの知識不足にぶち当たることばかり。

さぼってしまった、かつての学生時代の自分に喝を入れにいきたい気分です。

故に、全くのど素人の感覚を包み隠さずいつも投稿しておりますが

(開き直ってますね)。

 

ここからは、お勉強したことを。

御本茶碗とは、桃山から江戸時代にかけて

日本から手本を送って朝鮮で焼かせた抹茶茶碗。

多くは対馬家が幕命で経営した釜山窯で焼かれたものを言うらしいですね。

淡紅色の斑文(はんもん)があるのが特徴。たしかに、模様がすでに小宇宙。

割り高台(こうだい)したものが多いが、作意的なものが多い。たしかに、粋。

御本とは、御手本の意味。

お勉強しました。

 

その知識をふまえて、御本茶碗をすっぽりと手にすると、

お茶碗の中に鮮やかなお抹茶が点てられている様子が

直ぐに眼前に浮かんできました。一服頂きたいなぁ。

などと、巡らしておりましたら、

付け焼刃の知識は想像のお抹茶の中に、ささっと溶けていってしまいました…。