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FROMKYOTOOSAKA

「基本のき」にもってこい(名古屋・古美術 風光舎より)

2020.12.15

 

こんにちは。今日は朝から冬の雨です。

皆さまの服装も完全冬モードに切り替えたのではないでしょうか。

 

こんな冷たい雨の降る日は、おうちであったか読書が至福の時ですね。

先日、書店で『世界で一番素敵な教室シリーズ』という書籍を発見しました。

本屋さんの片隅に並べられた、文字通り素敵な本を見つけた瞬間は心の中でガッツポーズです 笑

 

この本は、あるひとつの分野を写真やイラストメインに基本的な質問形式で構成。

確かにサーっと読めて分かりやすいです。

 

前日のスタッフ T のブログにもありましたが、海外の方のジャポニズムは高い関心を集めていますね。

この「西洋美術シリーズ」にも、19世紀後半にも空前の日本ブームがあったとの内容が。

皆さまよくご存じの、ゴッホやモネ、マネの絵画にも浮世絵が描かれているという…

偉大な画家たちが魅了された日本の浮世絵。

言われてみると、そのいろはとは何ぞやと…

そこでそこから『世界でいちばん素敵な浮世絵の教室』を手に取りたくなる、という無限ループに陥るという次第でございます。

 

いくつになっても様々な知識を習得するということは刺激があります。

Go To  をキャンセルせざるを得なくなった皆さま、今年の年越しはお気に入りの本をどっさりお側に、ちょっと贅沢なコーヒーやお酒を手に入れ、ゆっくり過ごすを大切にしてみてもいいかもしれませんね。

 

名古屋店スタッフ I

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

猿面茶席にて (千種区 名古屋店より)

2020.12.14

先週までの名古屋は晴天続きで暖かでしたね!

(今週からは寒気が入り込み、もしかして雪に・・・?
名古屋店スタッフT、実は雪国育ちです。
でも、雪遊びが楽しみだった子ども時代は遥か遠い昔の思い出。)

小春日和のある日、名古屋城の猿面茶室に伺う機会がありました。

帰国の決まっている海外の方数名に、

着付のお手伝いをさせていただいたのですが、

皆さん、数年の滞在期間中に茶道・華道・果ては浴衣を自分で縫ったり!
(ホントすごいんですよ~(@@;))

日本の文化を存分に堪能されてましたね。

 
思えば本年開催予定だった東京オリンピックに合わせて、

私たちも日本文化を見直す気運が高まっていたのではないでしょうか?

(実際、私の知る茶道教室はこの三年ほどで受講生が倍近くになりました。

もちろん先生の人徳もございましょう。また特に若い方が増えた印象です。)

 

さて、猿面茶室で亭主を務める機会があるとしたら・・・
皆様ならば、どんな御道具を組まれるでしょうか?
  
私など先ずはそれに相応しいお道具を持っているかが問われる訳ですが・・・
(それ以前の問題もございます(^^;))
想像するだけならば自由ですよね。
風光舎 名古屋店内のお道具を あれやこれやと頭の中で並べてみては、
しばし楽しい時間を過ごしたスタッフTでした。
 
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年末に向けて、
お持ちの御品を整理されたいという
お客様からのお問い合わせが増えております。
古美術のエキスパートが丁寧に査定させていただきます。
まずはお気軽にご相談ください。
ご連絡お待ちしております!

名古屋市千種区 着物置物 買受 お片付け

2020.12.14

こんにちは、店主のナカヤです。

名古屋市千種区での買受です。

お家の物を片付けたいとのご依頼いただきました。

掛軸 着物 置物等査定させていただきました。

ご主人様も気さくな方で助かりました。

本当にありがとうございました。

年末の大掃除、捨てる前に先ずはご相談ください。

李朝家具の愛されポイント(覚王山 名古屋店より)

2020.12.13

こんにちは。そろそろ年末のお掃除も気になってきた方いらっしゃる

のではないでしょうか。『いや、まだ大丈夫よ。』

と、高をくくっているスタッフYです。

 

 

一時、李朝家具が気になった頃がありました。

いつ頃だったでしょうか、ちょうどチャングムのテレビ放送に

ハマったころだったでしょうか。

15年くらい前小さな李朝家具を購入したのですが、

意外とどんなテイスト、年代のインテリアにも合うことに気が付きました。

そう、今でも。

しかも、李朝家具は韓国のオンドルの生活様式ゆえに

この家具もそうですが、

足があるものが多く、これがお部屋のポイントとなったり、

なにより掃除しやすいという優秀さ。

また、こちらの材は松材と思われますが、

李朝家具、材もデザインも多種多様。

『なるほど、昔はこうやって使っていたのね。』

と、昔ながらの生活を偲ばせる作りがくすっと笑わせてくれたり、

李朝家具の愛されポイント、まだまだ語りつくせません。

 

年末のお掃除などで、どうしようかと悩まれている

品々などございましたら

お気軽に、古美術風光舎に名古屋店へご連絡ください。

 

名古屋店スタッフY

 

 

冬のお供(覚王山 名古屋店より)

2020.12.12

皆さまこんにちは。

日ごろに寒さがつのってまいりました。

 

寒さが増すのと比例して、布団との仲も深まってしまい、朝なんか予定をすべて投げ出して、「いつまでも一緒にいようね」と布団と固く誓ってしまいたくなります。

 

しかし夜は、布団に入っても手足が冷えており眠れず、小さなあかりで本を読むなどしています。

 

こころ落ち着く、一日の中でもとても好きな時間なのですが、あまりにも続きが気になって結局1冊読み終わり、妙に目がさえたまま朝を迎えることもあります(笑)

 

逆に、疲れている日が続くと、読んでいる途中で寝てしまい、いつまでたっても、ちっとも話が進まない、なんてこともあります。

もうすぐ一冊読み終わるので、次は何の本にしようかな~と楽しみにしております。

 

皆さまの冬のお供は何でしょうか。

南天の実に焦る(覚王山 名古屋店より)

2020.12.11

 

こんにちは。スタッフYです。

周りの木々がそろそろ葉を落とし寂しくなった風景の中に、

今年もみつけました朱色の艶やかな南天の実。

(写真がお粗末ですみません)

 

赤い実が、竹や松のお正月飾りにひときわ映える南天。

古くから「難転」の縁起木とされ、江戸時代には、「火災よけ」「魔よけ」として、

多くの家の庭に植えられていました。今も、植えていらっしゃるお宅ありますよね。

南天の文様は、着物や帯のモチーフに使われることも多く、

新春はもちろん、お祝いの席にもお料理に添えていたりしますね。

 

しかし、スタッフYはこんな優雅な気持ちで南天を見ていられない。

毎年、南天の実を見て焦るのです。

南天→年末→クリスマス→年賀状→お掃除→新年の準備→お年玉準備→帰省→

年末年始の食事→お疲れ満載の自分→まだ艶やかな南天

毎年この焦りまくったループだったのですが、

今年はいつもと違った年末年始となりそうなので、

この南天に申し訳ない『南天ループ』を解除しようと思います。

 

名古屋店スタッフY

 

平穏に過ごせること…(覚王山 名古屋店より)

2020.12.10

 

皆さま、こんにちは。

クリスマスの飾り付けをよく目にするようになり、少しずつせわしくなるのを感じます。

 

先日、久しぶりに豊田市美術館へ出かけてきました。

1995年に開館され、今年は25周年を迎えられたとのこと。

 

個人的には同館の建築や庭園が好きです。

設計は、美術館建築で名高い谷口吉生氏。

敷地に足を踏み入れた時から、真っ白い気持ちになるような…

感覚を研ぎ澄ませる準備をさせてくれているようです。

 

美術館っていいですよね、非日常をすぐに体感できて…

画家や作家の想いとじっくり対面できる場所。

その日一日を絵的に⁈ 丁寧に過ごそうかなと思ったりできます。

 

今回の展示作品代表の一つは、

日本を代表する現代美術家で、国際的に活躍されている奈良美智さんの絵画でしょうか。

こちらは豊田市が破格の一億一千万円で購入したと新聞記事の掲載がありましたね。

今年描かれた新作!

近年の奈良氏作品を代表する正面向き人物像は、愛らしくも芯の強さを感じます。

少女からエネルギーもらいました ^^

 

穏やかに芸術鑑賞できる日常は、身近だけれども贅沢なことでもあるかなと思います。

切迫した状況にある方々へはただ祈ることしかできませんが、平穏無事に過ごせる毎日には感謝しかないと改めて感じる昼下がりでした。

 

名古屋店スタッフ I

 

中川浄益の建水が思い出させてくれるもの(覚王山 名古屋店より)

2020.12.09

 

お点前を嗜む方ならご存じでしょうか。

千家十職の一つ金物師の家、中川浄益の作品です。

この、『車軸建水』は十一代浄益の作品ですが、十一代が2008年に死去したあと

現在当主は空席となってしまいまいました。

日本の伝統工芸の灯が途絶えてしまうのは、実に残念ですね。

 

その十一代浄益は、大変深いお言葉を残しています。

『自分が作っているものは芸術品とも美術品とも思っていません。

お茶を嗜み、また楽しむための「用」があるお道具なのです。

私はそれを作る職人であり、複雑な金工の工程をとり纏めるプロデューサーなのです。
お茶の道具としての「用」には必ず「美」が加わっていなければなりません。

金属を使い「用の美」として使い易さとプレーンさを考慮して、

贅肉をそぎ落としたぎりぎりの美しさを常に求めてきました。』

 

職人といえどプライドを持ってその仕事に携わる限り、

スタッフYは職人は素晴らしい芸術家だと思っています。

残念なことに、この芸術家的職人がどの世界も少なくなっていると聞きますが、

この伝統や技術が途絶えぬよう、

興味を持つこと、知ること、手に取ることは

せめて凡人スタッフYができることでしょうか。

そんな気持ちをまた、浄益の建水が思い出させてくれました。

 

 

名画、独り占めできます(覚王山 名古屋店より)

2020.12.08

  Photo : Rijksmuseum

 

こんにちは。名古屋店スタッフ I です。

魅力的なサイトを見つけました!

 

まだまだ世界中でパンデミックとの共生のあり方が模索されている中、おうちにいながらアートを嗜むツールも増えていますね。

 

先日、『アムステルダム国立美術館』のデジタルツアーができるというサイトを発見!

圧倒的なクオリティで話題とのことです。

(実際の一部ツアーはサイト内でチケット予約)

 

” 広い館内を誰にも邪魔されずに歩く感覚を味わいながら、

好きな絵の前に立ち止まってクローズアップできる仕組み。

フェルメール、レンブラントほかオランダの巨匠の代表作が堪能できる。

レンブラント最大の作品かつ代表作《夜警》は、

2019年夏から異例の公開修復作業 [オペレーション・ナイト・ウォッチ] が行われており、

研究資料を提供する目的で解像度の非常に高い画像が公開されている。”

 

バーチャルで館内を探検!

こんな紹介文を読んだだけで、わくわく度MAXです ^^

デジタル技術を駆使した美術鑑賞がステイホームによって可能になるとは…

 

実際の空気感の中で好きな名画を堪能できるのは格別ですね。

今だからできる贅沢鑑賞。

しかし、画面を通しての楽しみは密かに自分だけの名画になったような…

これまたちょっとした贅沢気分です。

 

日本からオランダは来年春頃、入国に期待できるとか⁈

個人的にはこの美術館、海外で行きたい場所リストのひとつに追加確定であります!

 

デジタル時代のアップデートのおかげで、芸術が身近に感じられることは日々感謝です。

これから寒くなる冬のおこもりに、おうち美術館はいかがでしょう。

 

 

 

 

駆け込みで古代エジプト展へすべりこみました。(覚王山 名古屋店より)

2020.12.07

 

 

こんにちは。スタッフYです。
すっかり忘れてたんです。名古屋県美術館で開催の古代エジプト展のことを。
皆様は、もう行かれたことと思います。
スタッフYは、最終日最後の予約時間帯にギリギリ滑りこむという、計画の無さを発動。

 

今回は、ライデン国立古代博物館(オランダ)所蔵のミイラやそれに纏わる品々、
そして、最新のCTスキャン技術の解析の資料などを堪能してきました。
ミイラもさることながら、ミイラの棺の中をじっくりみることができました。
棺には、おさめられた方への供養のための装飾や文字、

その方の在りし日の職業や行いがヒエログリフで書かれており、

文字や装飾の色がまだ鮮明に残っているのをみると、

よくぞここまで残っていたなと感動すら覚えます。

 

ミイラの中には、職業『主婦』という方もいらして、当時にもいらっしゃったのですね主婦。
このミイラに埋葬された方も紀元後2000年に、遠路はるばる海を渡って
海外旅行するとは夢にも思わなかったことしょうね。

しかし、古代エジプトと一言に行っても、紀元前3000年から紀元前30年と、
気の遠くなる歴史。
クフ王のピラミッドの時代とクレオパトラの時代とは、2000年以上も年代が違うとは、
また歴史のお勉強をせねばです。

そんな歴史に圧倒されたにもかかわらず、
展示の最後のあたりになると、どうも感覚がおかしくなって

紀元前30年くらいの展示物に『あ、これはまだ新しいんだね。』
と、おかしなことを言ってしまいました笑。申し訳ございません。

 

名古屋での開催は終わりましたが、

次は12月19日より静岡市美術館での開催となります。

 

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