晩秋の長野へ行って参りました(名古屋店より)
2020.11.11
こんにちは。名古屋店スタッフYです。
先日、東山魁夷の代表作『緑響く』のモデルとなった長野県の御射鹿池へ行って参りました。
といっても、今回は季節を変えての再訪。
前回訪れたのは盛夏。
まだひっそりとした趣きの、神秘的な深い青色の鏡のような池だったのですが、
今回訪れてびっくりしましたよ。
大型バス駐車スペース完備の観光スポットと化しているではありませんか…
人間て勝手な生き物で、皆のものになった感じがすると、
急に寂しくなってしまう感覚なんなんですかね。
そう、推しのアイドルや歌手が、瞬く間に人気が出て自分の手から離れていったような。
ですが、季節を変えての再訪。
秋ならではの光景は、夏とは違う色どり。そして、身の引き締まる晩秋の空気感。
それはそれで同じ池を、二度楽しめましたよ。名古屋から車で三時間半。是非訪れてみてください。
そして、本日はこの子。石玉紫檀台置物(唐物)です。龍が施されています。
この作品の作られた時代に戻ることはもうできませんが、
どこで、どのような様子で作られたのかなどと、
また深堀を始めてしまいました。
作品のルーツを探り、そこからどんどん好奇心が派生するのは、
古美術の楽しみの一つであるような気がします。