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FROMKYOTOOSAKA

冬のお供(覚王山 名古屋店より)

2020.12.12

皆さまこんにちは。

日ごろに寒さがつのってまいりました。

 

寒さが増すのと比例して、布団との仲も深まってしまい、朝なんか予定をすべて投げ出して、「いつまでも一緒にいようね」と布団と固く誓ってしまいたくなります。

 

しかし夜は、布団に入っても手足が冷えており眠れず、小さなあかりで本を読むなどしています。

 

こころ落ち着く、一日の中でもとても好きな時間なのですが、あまりにも続きが気になって結局1冊読み終わり、妙に目がさえたまま朝を迎えることもあります(笑)

 

逆に、疲れている日が続くと、読んでいる途中で寝てしまい、いつまでたっても、ちっとも話が進まない、なんてこともあります。

もうすぐ一冊読み終わるので、次は何の本にしようかな~と楽しみにしております。

 

皆さまの冬のお供は何でしょうか。

南天の実に焦る(覚王山 名古屋店より)

2020.12.11

 

こんにちは。スタッフYです。

周りの木々がそろそろ葉を落とし寂しくなった風景の中に、

今年もみつけました朱色の艶やかな南天の実。

(写真がお粗末ですみません)

 

赤い実が、竹や松のお正月飾りにひときわ映える南天。

古くから「難転」の縁起木とされ、江戸時代には、「火災よけ」「魔よけ」として、

多くの家の庭に植えられていました。今も、植えていらっしゃるお宅ありますよね。

南天の文様は、着物や帯のモチーフに使われることも多く、

新春はもちろん、お祝いの席にもお料理に添えていたりしますね。

 

しかし、スタッフYはこんな優雅な気持ちで南天を見ていられない。

毎年、南天の実を見て焦るのです。

南天→年末→クリスマス→年賀状→お掃除→新年の準備→お年玉準備→帰省→

年末年始の食事→お疲れ満載の自分→まだ艶やかな南天

毎年この焦りまくったループだったのですが、

今年はいつもと違った年末年始となりそうなので、

この南天に申し訳ない『南天ループ』を解除しようと思います。

 

名古屋店スタッフY

 

平穏に過ごせること…(覚王山 名古屋店より)

2020.12.10

 

皆さま、こんにちは。

クリスマスの飾り付けをよく目にするようになり、少しずつせわしくなるのを感じます。

 

先日、久しぶりに豊田市美術館へ出かけてきました。

1995年に開館され、今年は25周年を迎えられたとのこと。

 

個人的には同館の建築や庭園が好きです。

設計は、美術館建築で名高い谷口吉生氏。

敷地に足を踏み入れた時から、真っ白い気持ちになるような…

感覚を研ぎ澄ませる準備をさせてくれているようです。

 

美術館っていいですよね、非日常をすぐに体感できて…

画家や作家の想いとじっくり対面できる場所。

その日一日を絵的に⁈ 丁寧に過ごそうかなと思ったりできます。

 

今回の展示作品代表の一つは、

日本を代表する現代美術家で、国際的に活躍されている奈良美智さんの絵画でしょうか。

こちらは豊田市が破格の一億一千万円で購入したと新聞記事の掲載がありましたね。

今年描かれた新作!

近年の奈良氏作品を代表する正面向き人物像は、愛らしくも芯の強さを感じます。

少女からエネルギーもらいました ^^

 

穏やかに芸術鑑賞できる日常は、身近だけれども贅沢なことでもあるかなと思います。

切迫した状況にある方々へはただ祈ることしかできませんが、平穏無事に過ごせる毎日には感謝しかないと改めて感じる昼下がりでした。

 

名古屋店スタッフ I

 

中川浄益の建水が思い出させてくれるもの(覚王山 名古屋店より)

2020.12.09

 

お点前を嗜む方ならご存じでしょうか。

千家十職の一つ金物師の家、中川浄益の作品です。

この、『車軸建水』は十一代浄益の作品ですが、十一代が2008年に死去したあと

現在当主は空席となってしまいまいました。

日本の伝統工芸の灯が途絶えてしまうのは、実に残念ですね。

 

その十一代浄益は、大変深いお言葉を残しています。

『自分が作っているものは芸術品とも美術品とも思っていません。

お茶を嗜み、また楽しむための「用」があるお道具なのです。

私はそれを作る職人であり、複雑な金工の工程をとり纏めるプロデューサーなのです。
お茶の道具としての「用」には必ず「美」が加わっていなければなりません。

金属を使い「用の美」として使い易さとプレーンさを考慮して、

贅肉をそぎ落としたぎりぎりの美しさを常に求めてきました。』

 

職人といえどプライドを持ってその仕事に携わる限り、

スタッフYは職人は素晴らしい芸術家だと思っています。

残念なことに、この芸術家的職人がどの世界も少なくなっていると聞きますが、

この伝統や技術が途絶えぬよう、

興味を持つこと、知ること、手に取ることは

せめて凡人スタッフYができることでしょうか。

そんな気持ちをまた、浄益の建水が思い出させてくれました。

 

 

名画、独り占めできます(覚王山 名古屋店より)

2020.12.08

  Photo : Rijksmuseum

 

こんにちは。名古屋店スタッフ I です。

魅力的なサイトを見つけました!

 

まだまだ世界中でパンデミックとの共生のあり方が模索されている中、おうちにいながらアートを嗜むツールも増えていますね。

 

先日、『アムステルダム国立美術館』のデジタルツアーができるというサイトを発見!

圧倒的なクオリティで話題とのことです。

(実際の一部ツアーはサイト内でチケット予約)

 

” 広い館内を誰にも邪魔されずに歩く感覚を味わいながら、

好きな絵の前に立ち止まってクローズアップできる仕組み。

フェルメール、レンブラントほかオランダの巨匠の代表作が堪能できる。

レンブラント最大の作品かつ代表作《夜警》は、

2019年夏から異例の公開修復作業 [オペレーション・ナイト・ウォッチ] が行われており、

研究資料を提供する目的で解像度の非常に高い画像が公開されている。”

 

バーチャルで館内を探検!

こんな紹介文を読んだだけで、わくわく度MAXです ^^

デジタル技術を駆使した美術鑑賞がステイホームによって可能になるとは…

 

実際の空気感の中で好きな名画を堪能できるのは格別ですね。

今だからできる贅沢鑑賞。

しかし、画面を通しての楽しみは密かに自分だけの名画になったような…

これまたちょっとした贅沢気分です。

 

日本からオランダは来年春頃、入国に期待できるとか⁈

個人的にはこの美術館、海外で行きたい場所リストのひとつに追加確定であります!

 

デジタル時代のアップデートのおかげで、芸術が身近に感じられることは日々感謝です。

これから寒くなる冬のおこもりに、おうち美術館はいかがでしょう。

 

 

 

 

駆け込みで古代エジプト展へすべりこみました。(覚王山 名古屋店より)

2020.12.07

 

 

こんにちは。スタッフYです。
すっかり忘れてたんです。名古屋県美術館で開催の古代エジプト展のことを。
皆様は、もう行かれたことと思います。
スタッフYは、最終日最後の予約時間帯にギリギリ滑りこむという、計画の無さを発動。

 

今回は、ライデン国立古代博物館(オランダ)所蔵のミイラやそれに纏わる品々、
そして、最新のCTスキャン技術の解析の資料などを堪能してきました。
ミイラもさることながら、ミイラの棺の中をじっくりみることができました。
棺には、おさめられた方への供養のための装飾や文字、

その方の在りし日の職業や行いがヒエログリフで書かれており、

文字や装飾の色がまだ鮮明に残っているのをみると、

よくぞここまで残っていたなと感動すら覚えます。

 

ミイラの中には、職業『主婦』という方もいらして、当時にもいらっしゃったのですね主婦。
このミイラに埋葬された方も紀元後2000年に、遠路はるばる海を渡って
海外旅行するとは夢にも思わなかったことしょうね。

しかし、古代エジプトと一言に行っても、紀元前3000年から紀元前30年と、
気の遠くなる歴史。
クフ王のピラミッドの時代とクレオパトラの時代とは、2000年以上も年代が違うとは、
また歴史のお勉強をせねばです。

そんな歴史に圧倒されたにもかかわらず、
展示の最後のあたりになると、どうも感覚がおかしくなって

紀元前30年くらいの展示物に『あ、これはまだ新しいんだね。』
と、おかしなことを言ってしまいました笑。申し訳ございません。

 

名古屋での開催は終わりましたが、

次は12月19日より静岡市美術館での開催となります。

 

タイムカプセル(覚王山より)

2020.12.06

はやぶさ2が無事に帰還しましたね!
オーストラリアでカプセルも回収され、
ただいま日本に向かっていることでしょう。
 
日本人科学者たちの叡智の結晶である探査機を送り込み、
小惑星の貴重なサンプルの回収に成功!
_人類の輝かしい成果です。

しかしながら地球の歴史を一年に例えると、
人類の誕生は除夜の鐘が鳴り終わる頃...
いわんや宇宙の中での人とは、
やはりなんて小さな存在なのでしょうか。

そんな人々の創り出した美術工芸品に囲まれていると
微小な存在である人間の
美しいものへの情熱が、
 
たゆまぬ努力が、
唯々(ただただ)愛おしい。
 
名古屋店StaffT

器局(風光舎 名古屋店より)

2020.12.05

 

皆さま、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

 

今日は、この風光舎にある器局についてお話しします。

この器局は、清朝末期に作られたものだそうです。

 

清の期間は、日本でいえば、安土桃山時代から、江戸・明治時代にかけてでしょうか。

中国最後の王朝として有名ですね。

映画「ラストエンペラー」をご覧になった方も多いのではないでしょうか。

 

 

この器局が名古屋店にやってきたときから、堂々と書かれているその言葉が、気になって気になって…います。

翻訳機などを使って、何度も読み解こうとしていますが、難しいです。

 

器局は、茶道具を展示する用途で用いられますが、大切な品を飾ることもできます。

 

お近くにお越しの際には、ぜひ一度、ご覧になってください。

 

 

私は諦めずにもう一度、この文字について考えてみようと思います。

友人にも聞いてみようかなと思っています。

心の拠りどころ(名古屋店・覚王山 姫池通より)

2020.12.04

 

皆さま、こんにちは。名古屋店スタッフの I です。

お昼間の陽射しの中でも、冷たい空気を感じるようになってきましたね。

 

一年も終わりに近づいてきて、来年こそは明るい兆しを感じたいと誰もが願っていると思います。

すべての国に共通するこの大きな試練。

現状、まだまだ低迷…不安定な日々が続いていますね。

暗雲が立ち込めているときこそ、心の拠りどころを準備しておくことは大切だと思います。

 

ある記事で、このような状況の時は『弥勒菩薩(みろくぼさつ)像』を祀ることが理想であると知りました。

弥勒とは古代インドでは”マイトレーヤ”と呼ばれ、慈悲から生まれたものを意味しています。

仏となることを約束されているため、弥勒仏・弥勒如来と呼ばれることもあるとのこと。

日本でも救済の仏様として知られていますね。

釈迦が亡くなられてから56億7千万年後に仏となりこの世に現れ、釈迦の教えで救われなかった人々を救済すると…。

ちなみにこの56億7千万年後とは、地球を含む太陽系が消滅する余命とほぼ一致しているのだそう。

深すぎます…

像を祀ることがベストのようですが、写真をプリントアウトし、お守り代わりに持ち歩いたり、自宅やオフィス、お店に貼るなどでも助けを乞うことができるそうです。

 

ここ風光舎 名古屋店へは弥勒菩薩像はまだおいでになっておりませんので、その日が来たときにはお知らせさせていただきます ^^

今はただ、未曾有の苦境を乗り越えられるよう皆ができる努力をし、ときには弥勒菩薩のような御存在にお願いをする…

不安感を少しでも和らげるなにか心の拠りどころを持っておくことは大きな助けになると、改めて思う一日でした。

 

 

 

 

 

 

こんなお店です(古美術 風光舎 名古屋店)

2020.12.03

初めてのお店には入りにくいもの_名古屋店スタッフTもまったく知らない場所はちょっと緊張しちゃいます。
そこで、あらためて古美術 風光舎 名古屋店についてご紹介してみますね。

 

お店は地下鉄東山線 覚王山駅から、徒歩でも5分ほどでアクセスいただける所です。
2番口を出て西へ向かい、末盛通2の交差点を渡り、左折して姫が池通を北へ、
若い女性やファミリーに大人気のロンドンカップケーキ店の隣に
『古美術 風光舎 名古屋店』がございます。

お車でお越しの方には、店舗前に駐車スペースも一台分ご用意。

出入りの際は段差や歩行者に十分ご注意くださいませ。

 

白を基調とした店内は、大きな窓から外光が入り、明るく気持ちの良い空間です。
壁際の棚には店主の選りすぐりの古美術品が並び、
先日やってきた円卓(ちゃぶ台)が和やかな雰囲気を醸し出しています。

 
現在、名古屋店では買取りに力を入れております。
近隣のお客様より数々の御品をお持ち込みいただきました。
遠方のお客様には出張買取も行っています。

皆さま先ずはお気軽に御相談下さい!
スタッフ一同、心よりお待ちしておりま~す。

出張査定可能エリア

その他の買取地域はこちらをご覧ください。

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