今年こそは邪気払いできますよう(古美術 風光舎より)
2021.02.02
本日は、前述にあったように124年ぶりに例年より1日早い節分です。
皆さまそれぞれの形で楽しまれていることと思います。
スタッフ I 、ここ数年は手作りの恵方巻きで無病息災を願うのが習わしになりました。
(この先も毎年作り続けないといけないのか…笑)
話は変わりまして、昨日『柴又の老舗料亭_歴史に幕』との記事を読みました。
東京都葛飾区柴又にある川魚料理の老舗料亭「川甚」が先月いっぱいで営業を終えられたとのことです。
川甚さんの創業は江戸時代後期の寛政年間。
鯉や鰻などの川魚料理が有名で、夏目漱石をはじめ、谷崎潤一郎や松本清張の作品にも登場。
映画「男はつらいよ」の第一作では、渥美清さん演じる主人公・車寅次郎の妹、さくらと博の結婚披露宴の舞台にもなったそうです。
名だたる文豪や著名人たちにも親しまれ、人気映画にも登場した名店の閉店はさぞ惜しまれたことと思います。
230年余りの歴史に幕を下ろしたということは、124年前の2月2日に節分を行っていたことになりますね。
そのような由緒ある名店はこのような時世がなければ、まだまだ歴史を作っていったことでしょう。
お店には行ったことはないのですが、またひとつ伝統の味が消えてしまうと知り何だか寂しく感じました。
とても残念であります…
今年の節分は自分たちの邪気払いを願うだけでなく、全世界が早くこの苦境から脱することができるよう、明るい展望が少しでも早く訪れるよう願いたいものです。