一輪の花が与えてくれるもの(名古屋 覚王山より)
2021.01.28
瀬戸焼のこの豆皿。
(画像中央・白地に藍の3枚です)
とても小さい器ながら、健気に朝顔を咲かせています。
朝顔つながりとして、利休のエピソードからひとつ__
『利休の庭に朝顔が見事に咲いているとのことで、秀吉は楽しみに出かけた。
ところが、庭には朝顔がまったく見当たらない。
興ざめな思いで茶室に入ったところ、色も鮮やかな一輪だけが床の間に飾ってあった。
秀吉は上機嫌になり、利休はたいそうな褒美を頂戴した。』
(利休の逸話は数あれど、確かな史料は多くないそうですが…)
たとえ一輪のお花でも、ひとの気持ちを和ませる雰囲気を持っているのは、いつの時代も変わらないことですね。
ちょっとしたほっこりエピソードで、寒い日でもおだやかに過ごせますよう。。
スタッフ I