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若冲と応挙の合作の屏風が発見されたそうです。(愛知県名古屋市千種区姫池通 骨董買取 古美術風光舎)

2024.10.03

皆様こんにちは、スタッフYでございます。

 

 

 

 

先日、ビッグニュースが飛び込んできましたね。

 

江戸時代中期の絵師・伊藤若冲(じゃくちゅう)(1716~1800)と円山応挙(1733~95)が合作した屛風(びょうぶ)が新たに見つかったとのこと。大阪中之島美術館(大阪市)が2日東京都内で報道陣に公開したとのことです。

 

2人は当時の京都画壇を代表する絵師ということは皆様ご存知かと思いますが、合作が確認されたのは初めてでして、いろいろ驚きと発見がありそうですね。

 

まずもって、当時二人が交流があったことに驚きますが、明治学院大の山下裕二教授(日本美術史)によりますと、

今回新たに確認されたのは若冲「竹鶏(ちっけい)図屛風」(1790年以前)と応挙「梅鯉(ばいり)図屛風」(1787年)であります。二曲一双の水墨画で、2人が一隻ずつ手掛けた作品のようで、山下裕二教授が今年初めに個人が所蔵していることを知り実物を確認したとのことです。

 

描き方や落款から、金地に竹と鶏が描かれた左隻を若冲、梅と鯉(こい)の右隻を応挙の作品だと判断したそうですが、山下教授は「お互いが最も得意とする画題を描いている。紙の継ぎ目も左右対称で、発注者が金屛風を仕立てて、おそらく画題も指定して2人に依頼したのではないか」と話しております。若冲研究の第一人者である辻惟雄(のぶお)・東京大名誉教授も「若冲と応挙の作品と見て間違いないだろう」と述べたそうでして、どうやら間違いないようですね。

 

素人目でも作風の違う二人。人気絵師だった若冲と写実を重視して円山派を創始した応挙の直接的なつながりは、ほとんど知られていないそうで、2人の関係を考える上でも重要な作品になるとのことです。作品と共に歴史上の二人の接点も今後探られていくのでしょうか。

 

それにしても、これを依頼した方がどんな方だったのか気になります。欲張りと言いますか、贅沢と言いますか…。は、言うまでもないのですが、300余年においてこんなにも注目される作品をプロヂュースした発注者に、現在の私たちは、ただただ「ありがとう!。」しかありません。

 

そして、気になるのは若冲と応挙の直接対面があったのかどうか。辻氏は「お互いを意識しているように見える。若冲は応挙の絵を見て、負けるものかと描いたのではないか」と話しており、直接対面したかどうかはわかりませんが、お互いがライバル視していたことはこの作品からも伝わってくるようです。

 

そんなことをいろいろめぐらしておりますと、早く直接拝見したくうずうずしてきますが、なんと来年6月に大阪中之島美術館で開幕されます「日本美術の鉱脈展 未来の国宝を探せ!」にて一般公開される予定だそうです。「いや、これ行くでしょ!」と、思わず独り言かでました笑。

 

 

それにしても、過去の作品の科学的な分析技術の開発や史実の研究などにより、うれしいことにこのようなニュースが時折舞い込んでくることも多くなってきました。そうなると世の中には発見されていない銘品がまだまだ眠っいるのではないか…と、毎度のことのように夢だけが膨らんできます。もしかしから皆様のご自宅やご実家にある「あれ」、まだ世に知られていない銘品かもしれませんよ…。

 

 

それではごきげんよう。

Hello everyone, this is Staff Y.

 

The other day, we received a big news.

It is said that a joint work by Jakuchu Ito (1716-1800) and Okyo Maruyama (1733-95), both painters in the mid-Edo period, has been newly discovered, and the Nakanoshima Museum of Art, Osaka, opened it to the press in Tokyo on the 2nd.

 

As you may know, these two painters were representative of the Kyoto art world at that time, but this is the first time that a joint work has been confirmed, which is a surprise to many people.

 

First of all, we are surprised that the two artists were in contact with each other at that time, but according to Yuji Yamashita, a professor of Japanese art history at Meiji Gakuin University, the two paintings were newly confirmed by Jakuchu Ubukawa, a professor at the University of Kyoto,

According to Yuji Yamashita, professor of Japanese art history at Meiji Gakuin University, the two newly identified works are Jakuchu’s “Chikkei-zu Byeongbu” (before 1790) and Okyo’s “Bairi-zu Byeongbu” (1787). They are ink and wash paintings of two paintings in one set, and it seems that each of them worked on one ship.

 

From the way they were painted and their signatures, he judged that the left screen, which depicts bamboo and chickens on a gold ground, was painted by Jakuchu and the right screen, which depicts plum blossoms and carp, was painted by Okyo. The joints of the paper are also symmetrical. Tadao Tsuji, a leading researcher on Jakuchu, said, “There is no doubt that this is a work of Jakuchu and Okyo”, and it seems that there is no doubt about it.

 

Even to the untrained eye, the two artists had different styles. The direct connection between Jakuchu, a popular painter, and Okyo, the founder of the Maruyama school, who emphasized realism, is hardly known, so this is an important work in terms of the relationship between the two artists. The work will be important in considering the relationship between the two artists, and the historical connection between the two will also be explored in the future.

 

The client is quite greedy or extravagant, needless to say. Needless to say, the client was very greedy or extravagant, but we can only say “Thank you! I guess….

 

And what we are wondering is whether Jakuchu and Okyo had a direct meeting or not, but Mr. Tsuji says, “They seem to be aware of each other. Mr. Tsuji says, “They seem to be aware of each other. Jakucho must have seen Okyo’s paintings and painted them as if he would not be defeated. We don’t know if they met face to face or not, but it seems that we can sense that they saw each other as rivals.

 

As always, news like this comes in from time to time, and I can only dream of the undiscovered masterpieces that are still out there in the world. Perhaps that “thing” in your home or at your parents’ house may be an undiscovered masterpiece….

 

This collaboration of Jakuchu and Okyo is scheduled to be shown to the public at “The Veins of Japanese Art: In Search of Future National Treasures” which will open at Nakanoshima Museum of Art, Osaka in June next year. which will open at the Nakanoshima Museum of Art in Osaka in June next year. No, this is definitely something you should go see! I couldn’t help but think to myself.

Have a good day.

 

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