おはぎの思い出(愛知県名古屋市千種区姫池通 覚王山 古美術風光舎名古屋店 出張買取・無料査定いたします)
2021.09.20
みなさま、こんにちは。
めっきり秋めいてきましたね。
最近では、お店のチラシを配りに行くと、いろいろなお宅の庭先に赤い彼岸花が咲いていて、
お花から秋が来たことを教えてもらいます。
本日は敬老の日。
そして彼岸の入りですね。
春の桜、夏のヒマワリ、秋の彼岸花など、季節が移り変わるとカレンダーを見たかのようにお花が咲いて教えてくれます。
植物の体内時計の正確さには恐れ入ります。
ところで、秋のお彼岸といえば「おはぎ」ですね。
昔は、お彼岸になると母がおはぎをたくさん作ってくれました。
祖父が生きている頃は、祖父の家に持って行ったり、一人で暮らす叔母さんのうちに持って行ったり・・・。
祖父や叔母が亡くなると、近所のお友だちの家に持って行ったりもしました。
それを届けても、まだまだ私たちがおなかいっぱい食べられるくらい母はおはぎをたくさん作ってくれました。
うちはいつも、あんこのおはぎが7割、きなこのおはぎが3割が定番でした。
おいなりさんもいつもげんこつのように大きく作ってしまう母は、おはぎもやはり大きいサイズでした。(笑)
私たち兄弟もよく食べましたが、甘党の父が特にたくさん食べていました。
おはぎを作った日は、夕飯がおはぎで終わってしまう感じでした。
というより、お腹いっぱいになりすぎて、これっぽっちも他のものが入らなかったというか・・・。
そんな母が今年の1月に他界しました。
母が亡くなる前の意識がもうろうとしている時に、ふいに「仙台の大きなおはぎ、食べたね。お父さん」と父に言っていました。
突然のことで父は全く覚えていないようでしたが、その時の母は意識がはっきりしていて、忘れた父に
「ほら、あの時行って買ってきたじゃん。」
と元気な時の母のようにしゃべっていました。
私たち家族が「えー、いついつ?知らないよ、私。」とか言っていると、また母は眠ってしまいました。
その後も、私たち家族が話していると時々覚醒したように相槌をうったり、何かを教えてくれたり…。
でも、とうとうおはぎの真相がはっきりしないまま、母は永遠の眠りについてしまったんです。
お葬式の後で、私たち家族が、「お母さん、おはぎが食べたかったのかな…?」とか考えたりしましたが、
今となっては答えは分かりません。
もしかしたら、一人残していく父の、おはぎを食べる幸せそうな顔を思い出していたのかもしれませんね。
今年のお彼岸は、小豆を煮て、おはぎを作ってみようかな…なんて思います。
母のようにいい塩梅であんこを炊けるか分かりませんが、母が作ってくれたような大きなおはぎを…。
(スタッフm)
Hello everyone.
It’s been a long time since the fall.
Recently, when I went to hand out the leaflets of the shop, red cluster amaryllis were blooming in the gardens of various houses.
Let me know that autumn has come from flowers.
Today is Respect for the Aged Day.
And it’s the equinoctial week.
When the seasons change, such as cherry blossoms in spring, sunflowers in summer, and cluster amaryllis in autumn, the flowers bloom as if you were looking at a calendar.
I’m sorry for the accuracy of the plant’s biological clock.
By the way, the equinoctial week in autumn is “Ohagi”.
In the old days, my mother made a lot of rice cakes on the equinoctial week.
When her grandfather was alive, she took it to her grandfather’s house, or to her aunt who lived alone.
When my grandfather and aunt died, I even took them to a friend’s house in the neighborhood.
Even if I delivered it, my mother made so many rice cakes that we could still eat as much as we could.
We always had 70% of the bean paste and 30% of the kinako.
My mother, who always makes Inari-zushi as big as a botamochi, also had a large size of Ohagi. (smile)
Our brothers ate a lot, but the sweet tooth father ate a lot.
On the day I made the rice cake, it felt like the supper ended up with the rice cake.
Rather, I was so full that I couldn’t get anything else in it …
Such a mother passed away in January of this year.
When her mother was about to lose consciousness before her death, she suddenly said to her father, “I ate a big Sendai rice cake. Dad.”
Suddenly my father didn’t seem to remember at all, but at that time my mother was clear of her consciousness and she forgot to tell her father
“See, you went and bought it at that time.”
She was talking like her mother when she was fine.
When our family said, “Well, when? I don’t know, I.”, her mother fell asleep again.
Even after that, when our family talked, they sometimes gave up as if they were awake, and they taught me something.
But at last, her mother fell asleep forever, without knowing the truth about Ohagi.
After the funeral, our family wondered, “Mom, did you want to eat Ohagi …?”
I don’t know the answer now.
Perhaps I remembered my father’s happy face eating rice cakes, leaving him alone.
This year’s equinoctial week, I think I’ll boil azuki beans and make a rice cake.
I don’t know if I can cook red bean paste with salted plums that are as good as my mother, but I have a big rice cake that my mother made.
(Staff m)
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少しずつ涼しくなってまいりました。
いい季節にお家の
お片付けをされていらっしゃる方もおいでではないでしょうか。
生活様式の変化とともに、大切なお品を整理されている方も多いことと思われます。
ここ風光舎では、古美術品や骨董品の他にも絵画や宝石、趣味のお品など様々なジャンルのものを買受しております。
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愛知県内はもちろん、岐阜県・三重県その他の県へも出張いたします。
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