春の音楽(風光舎 名古屋店より)
2021.02.27
皆さまこんにちは。
風こそまだ冷たいままですが、日差しはもう春ですね。
梅の花も咲いて、私はすっかり春の気分になっています。これから本格的に訪れるであろう春を120パーセントの私で迎えるため、春らしい音楽を聴いています。準備運動はばっちりです^^
春らしい音楽を聴こうと考えて、真っ先に私が思いついたのはヴィヴァルディの四季でした。(「春」と入っているからという、とても単純な理由ですが…)
アントニオ・ヴィヴァルディが生まれたのは今からおよそ340年ほど前のことです。
作曲家、ヴァイオリニスト、音楽教師、司祭など彼はたくさんの肩書を持っていたようです。
今でも、「協奏曲の父」や「赤毛の司祭」など多くの呼び名がありますね。
四季は、「春」「夏」「秋」「冬」の四つからなりますが(ヴィヴァルディ本人がこう称したわけではないそうです)、
皆さまはどの季節が好きですか。
春を歓迎しているような美しい旋律で、そよ風すら感じられるような「春」ももちろん好きですが、私は「夏」が好きです。
照りつける太陽の様子や、稲妻と雷鳴の轟きが恐ろしい嵐の様子が目に浮かびます。
燃ゆる女の肖像という映画はご覧になりましたか。セリーヌ・シアマ監督による、フランス映画です。
カンヌ国際映画祭にて脚本賞や、クィア・パルム賞も受賞した、絵画のような美しい作品です。
舞台は18世紀フランス、ブルターニュの孤島です。
古い油彩画にまつわる、貴族の娘と、その肖像画を描く女性画家の思い出がとても鮮やかに描かれています。
劇中で、ヴィヴァルディの四季より「夏」が用いられていたのですが、思わず息を止めて聞き入ってしまいました。見知っていた曲が、今までとは全く違う曲のように聞こえました。
是非皆さまもご覧になってください。
Hello everyone. The wind is still cold, but the sunshine is already spring. The plum blossoms are also in bloom, and I feel like spring. I’m listening to spring-like music to welcome 120% of the spring that will come in earnest. The preparatory movement is perfect ^^
The first thing I came up with when thinking about listening to spring-like music was Vivaldi’s Four Seasons. (It’s a very simple reason that it says “spring” …)
The four seasons consist of four seasons: “spring”, “summer”, “autumn”, and “winter” (Vivaldi himself did not call it this way). Which season do you like? Of course I like “spring”, which has a beautiful melody that welcomes spring and even a breeze, but I like “summer”. You can see the shining sun and the terrifying storm of lightning and thunder.
Have you seen the movie Portrait of a Lady on Fire? A French film directed by Céline Sciamma. It is a beautiful painting-like work that won the Screenplay Award and the Queer Palm Award at the Cannes International Film Festival.