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FROMKYOTOOSAKA

象との付き合いは長いですね。(愛知県名古屋市千種区姫池通 骨董買取 古美術風光舎)

2024.09.05

みなさまこんにちは、スタッフYございます。

 

このところ朝のエアコンをやめてみました。体がほっとして、暑さに耐えるため随分体に力がはいっていたのだな…と実感。今年もなんとか夏を越せたな…などと、今朝もコーヒを飲みながらそんなことを考えておりました。

 

 

 

 

そんな今朝ですが、店舗では「今日は我々のことをつぶやいてくれよ。」と、こちらにアピしてくる香炉が目につきまして。時代は幕末あたりでしょうか。背中には少し厳しめのお顔の僧侶と、同じく威嚇したような眼差しの象がこちらをアピしてきます。

 

 

 

 

先日、カンボジアの山の奥地に入るはちみつハンターの番組をみていまして、カンボジアの山奥ですと野生の象が生息しているらしく、やはり狂暴な存在のようであります。遭遇した際には威嚇しないように上手に離れて対応しておりました。

 

動物園でみかけるような飼いならされた象ではありませんので、それはそうでしょうね。ふつうに考えましたら、あの足で踏みつぶされたら確かにひとたまりもありません。

 

実物の象はそのような存在でありますが、先ほどの香炉ではないですが、象は仏教の世界においてはお馴染みの存在としてよく目にします。

 

それもそのはず、仏教では、象は力強さ、知恵、穏やかさの象徴とされており、仏教の開祖である釈迦(シャカ)の母、摩耶夫人が、釈迦を身籠る際に六牙の白象が胎内に入る夢を見たという説話もあるようです。この白い象は、仏教において神聖な存在とされ、悟りを開いた偉大な者の到来を表すものとされているようです。

また、大乗仏教において重要な菩薩の一尊でもある普賢菩薩の乗り物も白象であり、白象は縁起の良いもの、仏法を守護するものと考えられております。

 

とまあ、仏教美術には象を用いた作品がたくさん作られておりますが、その存在は知れ渡ったとしても、象そのものが日本へ上陸するのはこの菩薩像が描かれた時代よりも、もっと先の話。ですので、そもそも象を全然見たことがない人々が伝承や書物などから知識を得て描いたのですから、これが象なのか…?と、思うような表現や描き方のものもみられます。たいへん興味深いので少し調べてみました。

 

こちらは東京国立博物館におさめられております国宝「普賢菩薩像」(平安時代12世紀・絹本着色)

 

国普賢菩薩像 国宝 平安時代12世紀・絹本着色(東京国立博物館蔵より)

 

 

普賢菩薩は白い象に乗っておりますが、 象は「悟りの実践」を象徴する存在そして、また白という色は「清浄」を表しており、 白象の上の蓮華座に座り、合掌しているお像が多くみられます。

少し見えづらいのですが、ここに描かれている象は象と言うよりはキツネのようなしゅっとしたお顔立ちとまなざしにみえます。如何せん実物を見たことがない作者が描いてるので、難しかったでしょう。「鳳凰や龍みたいな想像上の動物じゃなくて、こんな動物本当にいるの⁈」なんてつぶやきながら描いたのでしょうか。

 

そしてこちらも。

 

普賢菩薩騎象像  国宝 12世紀 木造 彩色 截金 像高55.2cm (大倉集古館蔵より)

 

 

こちらも国宝の普賢菩薩騎象像ですが、もちろん白象の背にのせた蓮華座上で普賢菩薩が合掌しております。菩薩像はもちろんのこと素晴らしいのですが、今回は象に直目するとして…、こちらは象の耳も小さく、足が少ししゅっとして、足首がありますね笑。本来の象とは違ってやや優しそうな印象。

 

ではいったい、象はいつ日本へきたのかと調べてみますと、実は室町時代以降何度か来日した記録が残っているようです。

 

1728(享保13)年、ベトナムからやってきた際には、象は日本中にブームを巻き起こしたようであります。この象は、長崎から江戸まで約1400キロもの道のりを歩いて旅して、江戸幕府徳川吉宗へ献上されております。行く先々は珍獣を一目見ようとする見物人であふれかえり「象志」「馴象論」といった象の解説本がベストセラー本が出たり、さまざまな象グッズなどの便乗商法まで登場したようですので、そのヒートアップぶりが伺えます。あんな大きな動物を初めて見たとしたら、当時の自分でしたらきっと、あの長い鼻、とてつもなく大きな体…色々混乱して卒倒しているでしょうね笑。

 

次に、伊藤若冲の「普賢菩薩像」(1765年以前の製作)なのですが

 

伊藤若冲の「普賢菩薩像」(1765年以前の製作)

 

 

京都・相国寺にある「釈迦三尊像」3幅対のひとつでして、1765年(明和2年)以前に描かれたもので、若冲はこれを含めて3幅の釈迦像を同寺に寄進しております。おそらく若冲は1728年(享保14)に京都で象を見たのではないかと思われるのですが、この普賢菩薩像は従来の描き方をそのまま踏襲している印象を受けます。では、おそらく若冲は1728年(享保14)に京都で象を見たのではないか?といいますと。

 

 

象と鯨図屏風より 伊藤若冲  (1800年)

江戸時代 寛政7年/1795年 紙本墨画 六曲(MIHO MUSEUM蔵より)

 

 

北陸の旧家に伝わったもので2008年夏その存在が知られた作品なのですが、鼻を高々とあげた象がとても躍動感ある動きをみせ、これは象を実際にみてないと描けないんじゃないかと言われております。年代的にもあの象到来ブームの時代と重複しておりますし、チャレンジャーでいて好奇心旺盛な印象の若冲が見ていないはずはないと、自分も勝手に想像しておりますが。面白いですね。

 

それにしても、こちらの香炉、こちらの作者が実際に象をその目で見たのか…。それも気になりますが、仏法を守護するお役目は第一印象からしっかり伝わってきておりましたので、それについては一旦置いておくとします。

 

それではごきげんよう。

 

 

大家好,我是员工 Y。

 

我最近早上不再使用空调了。 我觉得身体得到了缓解,同时也意识到,为了忍受炎热,我已经耗费了很多精力。 今天早上喝咖啡时,我在想,今年我们又成功地度过了夏天。

 

今天早上,店家说:”今天在微博上说说我们……” 我注意到一个香炉很吸引我。 大概是江户时代末期的作品。 背上背着一个面容略显严厉的僧人和一头大象,大象也是一副气势汹汹的样子,很吸引我们。

 

前几天,我在看一个节目,讲的是柬埔寨深山里的采蜜猎人,柬埔寨的深山里似乎还生活着野象,它们依然凶猛。 当我们遇到它们时,为了不吓到它们,我们能够远离它们。

它们不像动物园里的大象那样温驯,所以我想这是真的。 如果你仔细想想,如果你被大象用这样的脚踩到,你肯定会失去很多时间。

 

虽然大象确实是这样的存在,但它并不是前面提到的香炉,而是佛教世界中人们经常看到的熟悉的存在。

 

在佛教中,大象是力量、智慧和宁静的象征,有这样一个故事:佛教创始人释迦牟尼的母亲玛雅夫人在怀释迦牟尼时,梦见一头有六只象牙的白象进入了她的子宫。 这头白象在佛教中被视为圣物,被认为代表着大觉者的到来。

白象也是大乘佛教中最重要的菩萨之一佛光波旬的坐骑,白象被认为是吉祥物,是佛教的保护神。

 

有许多佛教艺术作品都使用了大象,但尽管大象的存在已广为人知,但大象本身却很晚才传入日本。 因此,从未见过大象的人根据民间传说和书本上的知识绘制了大象,所以很难想象这些就是大象…… 有些表情和画法非常有趣,引人入胜,我们不得不稍微研究一下。 这很有趣,非常有意思,所以我做了一些研究。

 

 

这是东京国立博物馆收藏的国宝 “房玄房胜造”(平安时代,12 世纪,绢本设色)。

 

国宝房玄房胜,平安时代,12 世纪,绢上彩(东京国立博物馆藏)。

 

法眼法胜骑在象征 “悟道修行 ”的白象上,白色代表 “纯洁”,许多法眼法胜的雕像都坐在白象的莲花座上,双掌合十。

虽然有点难看,但这里描绘的大象与其说是大象,倒不如说更像狐狸,脸型和目光都很有神。 画家从未见过真实的大象,所以画起来一定很困难,他可能会喃喃自语:“真的有这种动物,而不是想象中的凤凰或龙⁈”。

 

这里还有一个。

 

福源宝胜(Fugen Bosatsu),12 世纪,木质,彩绘,镂金,高 55.2 厘米(大仓书房收藏)。

 

这也是一件国宝级文物,是佛源波旬的骑象像,佛源波旬双掌合十,坐在白象背上的莲花座上。 菩萨像当然很精彩,但这次我们还是直接来看看大象吧……大象的耳朵很小,腿有点蹲,还有脚踝,笑。 它看起来比原来的大象温和一些。

 

我查了一下大象第一次来到日本的时间,发现从室町时代(1336-1573 年)开始,就有大象多次来到日本的记录。

 

1728 年(景保 13 年),大象从越南来到日本,似乎在全日本引起了热潮。 大象徒步从长崎到江户,行程约 1400 公里,在江户被献给了江户幕府的德川庆喜。 在大象的旅途中,围观者络绎不绝,大家都想一睹珍稀动物的风采,于是出版了《象》、《象里龙》等有关大象的畅销书,还出现了各种大象商品和其他商业产品。 如果我是第一次见到这么大的动物,换做是我自己,估计也会中风。

 

接下来是伊藤雅可中的《房玄龄像》(1765 年之前制作)。

 

伊藤 Jakuchu 的 “房根房胜”(1765 年前制作)

 

这是京都正觉寺三尊释迦牟尼像中的一尊,绘于 1765 年之前(明和 2 年)。 Jakuchu 可能于 1728 年在京都看到了这头大象(Kyoho 14),但这幅房玄波松像给人的印象是遵循了传统的绘画方式。 那么,雅克中可能是在 1728 年(景保 14 年)在京都看到大象的? 据说是这样。

 

 

选自《大象和鲸鱼》,伊藤雅可中(1800 年)。

江户时代,1795 年(宽政 7/1795),纸本水墨,六幅(由 MIHO MUSEUM 收藏)。

 

这幅作品流传于北陆的一个古老家族,2008 年夏天才为人所知。 大象的鼻子高高翘起,表现出非常生动的动作,据说如果没有亲眼看到大象,是不可能画出这幅画的。 我想,天性好奇、喜欢挑战的 Jakuchu 一定没有看到大象。 这很有趣,不是吗?

 

顺便说一句,我不知道这个香炉的作者是否真的亲眼看到了大象…… 我对此也很好奇,但保护佛教的作用已经从第一印象中传达给我了,所以我暂时把这个问题放在一边。

 

那么,祝您有美好的一天。

 

 

 

 

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