柿右衛門を堪能する
2020.11.01
問題。この作品の窯元はどこでしょう?
答えは、古美術好きの方なら誰でもご存じ。そう『柿右衛門』です。
柿右衛門独特の温かみのある白色のキャンパスに
大和絵的な花鳥図を題材として、独特の赤、青、緑などで描かれています。
さすが、誰もがわかる作風ですよね。
それにしても、柿右衛門の図柄にはそれぞれストーリがあるように思えるのです。
と勝手に解釈し、そのストーリーを読み解く時間がスタッフYには至福の時。
例えば、この花瓶。茅葺の塀の向こうに枝垂桜や松が拝しており、
作画にはないきっとお屋敷がこの後ろにあるのだろうか。
枝ぶりが丁寧に選定されていて、さぞマメな主人なのだろうな。などと、勝手な妄想をしては
楽しんでいるのですが、結局うまくその妄想をまとめることができず、
「にくいね!柿右衛門」
などと、稚拙な感想でいつもまとめてしまいます。
どなたか、わたくしに柿右衛門の解釈をレクチャーしてくれないでしょうかね。
(いえいえ、人に甘えずがんばります。)
この花瓶は、名古屋店にてお目にかかれます。