本能寺の変 その夜 (覚王山より)
2021.02.05
日本の暦は、明治時代に太陽暦に改められました←今のカレンダーがこれ!
それまで使われていた太陰暦(陰暦)では、
1ヶ月を天の月(太陰)が満ち欠けする周期に合わせてあり、
昔の人は、日にちをみればその日の空の月がどんな状態なのか直ぐ分かったのですね。
そうか・・・三日月ってその月の三日目の月、十五夜って十五日目の月、ってことか~!
(今さらですか?スタッフTは軽~く衝撃でしたよ!)
さて、ここで問題です。
本能寺の変の夜空にはどんな月がかかっていたでしょうか?
大事変が起きたのは旧暦6月1日です。
旧暦では月末から一日にかけては新月、
つまり夜空に月はなく真暗闇に乗じてことがなされたということです。
(NHK大河ドラマ『真田丸』では満月設定でした。『麒麟がくる』では・・・?)
暦だけでなく、建築様式、仮名遣い、茶道・・・その他諸々、
歴史的変遷を加味すると、現代の視点から見えなかったものに思い至ることが多々ございます。
古いお道具などを眺めていると、ふっと物事が違って見えて、
新しい価値観を見つけることができるかも!?
それでも大切なお道具類を整理しなければならない日が来るかも知れませんね。
その時は、どうぞ古美術風光舎までご相談くださいませ。
店頭だけでなく、ご自宅に伺っての買取も承ります。
先ずはご連絡お待ちしております!