ユネスコ無形文化遺産 (名古屋店より)
2020.12.20
先日12月17日、ユネスコ(国連教育科学文化機関)無形文化遺産に
日本の「伝統建築工匠の技 木造建造物を受け継ぐための伝統技術」が決まりました!
宮大工や左官職人らが古くから継承してきた17分野の技術の価値が世界的に認められたのです。
スタッフTの好きな場所のひとつに京都の『桂離宮』があります。
知人が桂川近郊に住んでおり今までに10回ほど訪れました。
日本最高の建築の一つ_
およそ400年前、天皇の弟・八条宮智仁親王が
源氏物語の世界に憧れ、造った別荘。
1930年代に来日したドイツの建築家、ブルーノ・タウトに
「涙が出るほど美しい」
「日本建築の世界的奇跡」と言わしめたことで
その名が世界に轟いたんですよね。
そんな桂離宮も老朽化により崩壊の危機を迎え、
1967年から6年に及んだ「昭和の大修理」が敢行されました。
京都中の名工達が結集したわけですが...
なにしろ400年前の謎の工法ですよ。
それを建造物を解体することで解明し再現しようという
限りなく困難な仕事に立ち向かった人々の技と執念!
鬼気迫るものがあります。
そのおかげで現在もその姿を見ることが出来るのですね。
今回のユネスコによる認定では、
熟練の職人が弟子たちを育成してきたことも評価されましたが、
近代化に伴い、伝統的な技能の知識を継承する後継者を育てるための
このプロセスはより困難となっている、として
保護の必要性も強調されました。
日本人の文化的アイデンティティーが保持されることに期待です。
しかしながらすでに途絶えてしまった貴重な技能も数々あるわけで...
二度と再現できない技_
古美術の価値_
大切に伝えていきたいもの、ありますよね。
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古美術 風光舎 名古屋店では、
エキスパートが丁寧に査定します。
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価値あるものを次につなぐお手伝い、
させていただけましたら幸いです。
ご連絡お待ちしております。