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大黒さまのルーツを知りびっくりするという。(愛知県名古屋市千種区姫池通 骨董買取 古美術風光舎名古屋店)

2022.12.14

こんにちは、スタッフYでござます。

 

 

このところ大黒さんが気になっておりまして。なんとも可愛らしい福々しい佇まいですよね。

 

大黒天、実はインド神話にルーツを持つ神様。

 

そのルーツを初めて知ったのですが、それにもましてご存知だったでしょうか、当初はなんと荒々しい破壊神の姿をしていたとのことです。それが中国を経て日本に伝わる中で打ち出の小槌に大袋を背負った現在の穏やかな姿になってきたのですが、現在では七福神の1人として知名度も高く、大黒天を祀るお寺も全国にたくさんありますね。

 

先にも述べました通り大黒天のルーツは日本ではなく、インドの神話にあります。大黒天はインドではサンスクリット語で「Mahākāla(マハーカーラ)」と呼ばれており、これはインド神話で破壊と再生を司る「シヴァ神」が、破壊神となったときの異名だそうです。

 

日本では「mahā=大きい」と「kāla=黒い」を訳して“大黒天”と名付けられました。また、サンスクリット語の響きから「摩訶迦羅(まかから)」と呼ばれることも。
大黒天のルーツであるマハーカーラの特徴は、3つの顔に6本の腕を持つこと。体は青黒色か黒色で表されることが多いです。曼荼羅や彫刻などでは様々なファイティングポーズをとっております。一例を挙げると次の通り。右手の第一手に剣を持ち、左手の第一手は切先に添えています。さらに右手第二手で人間を、左手第二手で羊を掴み、左右の第三手で象の皮を掲げています。いつも笑顔でぽっちゃり体型の日本の大黒天とは真逆の恐ろしげな姿をしておりまして、気になります方は是非ググってみてほしいのですが、こちらが大黒天ですか?と、まあ驚きます。
そんな大黒天は、特に中国では「かまどの神」と崇められていたため、日本でも大黒天は台所のかまどを司る神様として崇められるようになっていくのですが、日本に渡ってきた大黒天はその後、平安時代頃に「大国主命(おおくにぬしのみこと)」と習合。大国主命とは国作り神話で知られる出雲の神様ですが、「大黒」と「大国」が同じ「ダイコク」という響きで通ずるため、次第に一体視されるようになったと言われております。また、大国主命は袋を担いだ姿で表されることが多かったため、日本での大黒天はインドのマハーカーラのような荒々しい形相ではなく、大国主命に寄せた袋を担ぐ姿で表されるようになっていったようですね。
そんな大黒天ですが笑顔や持ち物の他にも描かれる大黒天はふくよかなイメージですが、日本に伝わったばかりのころはまだほっそりとした姿に描かれることが多い神様であったようです。それは、平安時代後期に作られたと見られている、大宰府の観世音寺所蔵の木造大黒天立像が、スリムな姿で厳しい表情を浮かべていることから分かりますので、そちらも是非ググってみてほしいのですが、そこから大黒天がやっと現在のような短身で福々しい姿になったのは、室町時代の頃。「大黒天=福の神」というイメージが定着し始めたのがきっかけだと言われております。
また、御周知のとおり現在では五穀豊穣や商売繁盛など、主にお金にまつわるご利益があるとされておりますが、それは大黒天が左肩に背負う袋は財宝、右手に持つ打ち出の小槌は湧き出る富、足で押さえた米俵は豊作を意味していおり、それらのイメージが現在の私たちがイメージする福の神大黒天となったのでしょう。本当に知りませんでしたよ…、本来の大黒天のお姿。神様もその時代や渡ってきた国によって様子を変えてきているのは少々わかりますが、大黒天の様子があまりにも変わりすぎて、疑う余地もありませんでした。
皆さまも、こんな風に当然と思ってたことが実はそうだったのか?ってことございませんでしょうか。結構あるかもです。それではごきげんよう。
Hello, this is Staff Y.

 

I have been wondering about Daikoku for a while now.

Daikokuten is a god with roots in Indian mythology, and I was a bit surprised when I first learned about his roots.

Did you know that Daikokuten was originally a fierce god of destruction? He is well known as one of the Seven Gods of Good Fortune, and there are many temples throughout Japan that worship Daikokuten.

 

As mentioned earlier, Daikokuten has its roots not in Japan but in Indian mythology. In Indian mythology, Daikokuten is called “Mahākāla” in Sanskrit, which is the alias of “Shiva,” the god of destruction and rebirth, when he became the god of destruction.

 

In Japan, the name “Daikokuten” is derived from the Japanese words “mahā” (big) and “kāla” (black). It is also called “makakara” from its Sanskrit sound.

The Mahakala, which is the root of Daikokuten, is characterized by its three faces and six arms. The body is often represented in blue or black. In mandalas and sculptures, he is depicted in various fighting poses, an example of which is as follows. The sword is held in the first hand of the right hand, and the first hand of the left hand is attached to the cutting edge. He also holds a human being in his second right hand, a sheep in his second left hand, and elephant skins in his third left and right hands. Daikokuten is the opposite of the Japanese Daikokuten, who is always smiling and chubby, and has a fearsome appearance.

Daikokuten was worshipped as “Kamado no kami” (god of the kitchen) in China, and thus Daikokuten came to be worshipped as the deity in charge of the kitchen kamado in Japan as well.
Daikoku-no-Mikoto is the deity of Izumo, known for its mythology of nation-building.

Since Daikoku-no-Mikoto was often represented as carrying a sack, it seems that Daikokuten in Japan came to be represented as a sack-carrier, similar to Daikoku-no-Mikoto, rather than as the rough-looking Mahakala of India.

In addition to his smiling face and his possessions, Daikokuten as depicted in modern Japan has a plump image, but Daikokuten, who had just been introduced to Japan, was still often depicted as a slender-looking deity.

This can be seen in the standing wooden statue of Daikokuten in the collection of Kanzeonji temple in Dazaifu, which is believed to have been made in the late Heian period (794-1185), with its slim figure and stern expression.

It is said that Daikokuten’s short stature and blessed appearance as we know it today is attributed to the Muromachi period (1336-1573), when the image of “Daikokuten = god of good fortune” began to take root.

 

Daikokuten is believed to bring blessings mainly related to money, such as a good harvest and prosperous business. The bag on Daikokuten’s left shoulder signifies treasures, the mallet in his right hand represents wealth, and the rice bale held by his foot signifies a bountiful harvest.

 

I really didn’t know that…. Gods have changed their appearance depending on the time period and the country they came from. Daikoku-sama looks very different.

 

 

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