芸術品に触れて思うこと(名古屋 風光舎より )
2021.01.12
こんにちは。本日、名古屋は寒雨の一日です…
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
昨日の成人の日を迎えられ、新成人になられた皆さま、おめでとうございます。
成人の日の歴史は、”1948年 国民の祝日に関する法律により制定されたもの”ということで、意外に年数が浅いことに少々驚きますね。
奈良時代から始まった元服や裳着に由来して、現代でも羽織袴や振袖といった正装の方が多いと思います。
スタッフ I 、自分自身のはるか前の成人式にはそのような歴史は考えていなかったでしょうね(笑)
今年の式典などは制限があり、盛大な祝賀ムードでないことが大変残念であると思います。
私の新年の楽しみの一つである”ウィーンフィル ニューイヤーコンサート”
(家族 = 男性陣は誰も見ませんので、折角のLIVE映像もリアルタイムではなく録画が常です…)
こちらも長い歴史の中で初の無観客。
華やかな舞台に世界最高峰の音楽。
おめでたい元日にちなんで、いつも活気に満ちた曲とともにノスタルジックな音楽が選曲をされています。
一年の始まりとして、これほど豪華絢爛パワーをいただけるものはないと毎年観ておりますが、心なしか今年は楽員の方たちもどこか寂しげな表情⁈
世界中がこのような状況の時こそ、皆が繋がって音楽や芸術を共有したいという気持ちがありますね。
クラシック音楽というのは何世紀もの間、国も越えて現代でも愛され続けている西洋芸術。
古美術品と通じるものがあると思います。
古典音楽や古美術に触れていると、生きていると本当に様々な出来事が起こるけど、それも乗り越えていつかはまた平穏がやってくるよ、それの繰り返し…と勇気づけられるときがあります。
着物や芸術など、次世代へ受け継がれていくものって逞しくもなくてはいけませんね!
そんな独自のメッセージを受け取りつつ、人でも物でも身近にあることを大切に、且つささやかを楽しめる気持ちを今年も持ち続けたいと思います。
お正月も気分も抜け、すっかり日常モードに戻られている方が多いと思いますが、皆さまどうぞお身体を暖かくしてお過ごしください。
そして当店 風光舎にお譲りいただけるお品がございましたら、どうぞお気軽にご相談くださいませ。
寒い季節、店主自らがお伺いもさせていただきます。
10:00-17:00 OPEN
名古屋・覚王山 風光舎