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フランソワ・ポンポン展に行ってきました。(名古屋市千種区姫池通 骨董買取いたします 古美術風光舎 名古屋店)

2021.10.30

皆さま、こんにちは。

 

 

先日、名古屋市美術館に行ってきました。

いつぶり!?というくらい久しぶりに訪れた気がします。(記憶力がないだけかもしれませんが…)

名古屋市美術館は駅から少し歩くので、本当に気になる展覧会以外は中々行きません。

ということは…今回わたしが見に行ってきた展覧会は本当に気になるということになりますね。

 

現在名古屋市美術館では「フランソワ・ポンポン展」が開催されています。

皆さま、「フランソワ・ポンポン」をご存じですか?

もしくは、シロクマの彫刻でぱっと思いつくものはありますか?

フランソワ・ポンポン…ふわりとした雰囲気がありますよね、おいしそうなお菓子でも売っていそうな…。失礼でしたかね…フランソワ・ポンポンというのは名前になります。

フランソワ・ポンポンの作品の中で特に有名なものが「シロクマ」です。

シロクマは皆さまが想像する通りの白い熊です。正式名称は、ホッキョクグマですね。

フランソワ・ポンポンは動物の彫刻を数多く作り、動物の彫刻で名を馳せた彫刻家になります。

 

フランソワ・ポンポンの作る動物の彫刻は、単純化され独特なラインをもっています。同時代に似たような作家だと、コンスタンティン・ブランクーシがいますかね…、彼の作品も単純化され独創的な見た目をしています。フランソワ・ポンポンより抽象化されているので、どちらかといえばフランソワ・ポンポンの彫刻の方が身近に感じます。

 

フランソワ・ポンポンが生きていた時代では、動物ではなく人物の彫刻が主流であり、初期のフランソワ・ポンポンも人物の彫刻を作っていました。そこから、動物の彫刻を作るようになりフランソワ・ポンポンの動物の彫刻が有名になるにつれ、周りの彫刻家も動物をモチーフにするようになったそうです。

 

 

上の写真は、フランソワ・ポンポンの「シロクマ」です。

わたしがシロクマを見て驚いたのは、年代です。

現代でも通じるような見た目で、何も知らない状態で見たら現代に作られたのかな?と思ってしまいます。

ですがこのシロクマは1933年に作られた作品です。

1933年といえば…ヒトラーがドイツの首相に任命された年であり、満州事変が終わった年であり、上皇陛下が生まれた年でもあります。

見ているだけで幸せになれそうなこの作品が完成した年は、とても大変な時期だったのだと感じました。

 

ちなみに…彫刻家といえば「オーギュスト・ロドン」。

19世紀を代表する彫刻家で「近代彫刻の父」と言われています。

フランソワ・ポンポンはそのロドンの助手として働いていた頃もあるようです。

 

彫刻作品を見るとよくあることなのですが、優れた作品ほど触りたくなるんですよね…。

触りたい!触っちゃダメ!触りたい!触っちゃダメ!という心の葛藤をしながら展覧会を見ていました。

この展覧会は動物の彫刻が9割で、作品の説明だけでなくモチーフになった動物の特徴についての説明もありました。それも面白かったです。

そして、フランソワ・ポンポンの作品を見ていると、欲しい!と思わせる可愛さ…魅力があります。

時代が変わってもなお求められる作品…良いですね。

 

「フランソワ・ポンポン展」は11月14日まで開催されています。

残り短いですが、ご興味のある方はぜひ行かれてみて下さい。

 

 

Hello, everyone.

 

The other day, I went to the Nagoya City Museum of Art.

For the first time! ?? I feel like I visited for the first time in a long time. (Maybe I just don’t have memory …)

The Nagoya City Museum of Art is a short walk from the station, so I don’t go to any exhibitions other than the ones I really care about.

That means … I’m really curious about the exhibition I went to see this time.

 

Currently, the “François Pompon Exhibition” is being held at the Nagoya City Museum of Art.

Do you know “François Pompon”?

Or do you have a polar bear sculpture that comes to your mind?

François Pompon … It has a fluffy atmosphere, and it seems that even delicious sweets are on sale … Excuse me … Francois Pompon is the name.

One of the most famous works by Francois Pompon is “Polar Bear”.

Polar bears are white bears as you can imagine. The official name is polar bear.

François Pompon made many animal sculptures and became a well-known sculptor of animal sculptures.

 

François Pompon’s animal sculptures are simplified and have unique lines. Perhaps Constantin Brancusi is a similar writer of his time … his work is also simplified and has an original look. It’s more abstract than François Pompon, so I feel more familiar with the François Pompon sculpture.

 

In the days when François Pompon was alive, sculptures of people, not animals, were the mainstream, and early François Pompon also made sculptures of people. From there, he began to make animal sculptures, and as François Pompon’s animal sculptures became famous, the sculptors around him began to use animals as motifs.

 

The photo above is Francois Pompon’s “Polar Bear”.

It was the age that surprised me when I saw polar bears.

It looks like it can be used in modern times, and if you look at it without knowing anything, is it made in modern times? I will think.

However, this polar bear is a work made in 1933.

Speaking of 1933 … Hitler was appointed Chancellor of Germany, the year after the Manchurian Incident, and the year when His Majesty the Emperor was born.

I felt that the year when this work, which seems to make me happy just by looking at it, was completed was a very difficult time.

 

By the way … Speaking of sculptors, “August Rodon”.

A sculptor representing the 19th century, he is said to be the “father of modern sculpture.”

François Pompon seems to have worked as an assistant to Rodon.

 

As is often the case when you look at sculptures, the better the work, the more you want to touch it.

I want to touch! Don’t touch it! I want to touch! Don’t touch it! I was watching the exhibition while struggling with my heart.

In this exhibition, 90% of the exhibition was animal sculpture, and there was an explanation not only about the work but also about the characteristics of the animal that became the motif. That was also interesting.

And when I look at Francois Pompon’s work, I want it! Cuteness that makes you think … It has charm.

Works that are still required even when the times change … It’s good.

 

The “François Pompon Exhibition” is being held until November 14th.

The rest is short, but if you are interested, please go.

 

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少しお寒くなってまいりました。冬物の入れ替えや、整理をされていらっしゃる方もおいでではないでしょうか。

生活様式の変化とともに、大切なお品を整理されている方も多いことと思われます。

ここ風光舎では、古美術品や骨董品の他にも絵画や宝石、趣味のお品など様々なジャンルのものを買受しております。

お片付けをされていて、こういうものでもいいのかしらと迷われているものでも、どうぞお気軽にご相談下さいませ。

 

風光舎は、出張買取も強化しております。

愛知県内はもちろん、岐阜県・三重県その他の県へも出張いたします。

どんなにご近所の方でもお伺いできますので、まずはお電話お待ちしております。

 

 

愛知県名古屋市千種区・骨董 買取

『古美術 風光舎 名古屋店』

TEL 052(734)8444

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