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9月21日㈰無料鑑定会と弘法縁日の日(愛知県名古屋市千種区姫池通 骨董買取 古美術風光舎)

2025.09.18

古美術風光舎では、毎月21日持込鑑定会を行っております。

今月は9月21日(日)10:00~17:00 開催となっております。

事前のご連絡はご不要ですので、ご都合の良いお時間にお立ち寄りください。

 

 

ご自宅やご実家で「どのくらい価値のあるものなのだろう」と疑問に思うお品などがあれば、査定だけでも構いませんのでお持ちください。

大きなお品など持ち込みが難しいお品は写真でも査定させていただきます。

 

毎月21日は覚王山日泰寺参道にて弘法の日縁日も開催されています。縁日にお立ち寄りの際はぜひ風光舎にもお立ち寄りください。

ご来店を心よりお待ちしております。

(※店舗前に一台分の駐車スペースもございます。)

 

*******************

 

 

ご実家の整理やお片付けなどをされている方のご相談などが多くございます。

お片付けなどくれぐれもご無理のないようになさってくださいませ。

風光舎では古美術品や骨董品の他にも絵画や宝石、趣味のお品など様々なジャンルのものを買受しております。

お片付けをされていて、こういうものでもいいのかしらと迷われているものでも、どうぞお気軽にご相談下さいませ。

また風光舎は、出張買取も強化しております。ご近所はもちろん、愛知県内、岐阜県、三重県その他の県へも出張いたします。

まずは、お電話お待ちしております。

 

 

愛知県名古屋市千種区姫池通

骨董 買取【古美術 風光舎 名古屋店】

TEL052(734)8444

10:00-17:00 OPEN

 

#出張買取#骨董#古美術#骨董品#絵画#版画#茶道具#刀剣#彫刻

 

9月20日の謎解き(愛知県名古屋市千種区姫池通 骨董買取 古美術風光舎)

2025.09.18

9月も後半に差し掛かってきました。

 

 

 

 

まだまだ暑い名古屋なのですが、すでに半袖を半年近く着ているような。半袖を買い替えるべきか、ここは長袖まで手持ちでしのぐべきか…そろそろ、9月、10月に何着よう問題がそろそろ自分には起こっています。ところで、先日なんですが日時が同じ約700年前の9月20日の日常を述べている古の文学を見つけました。

 

それはあの吉田兼好の『徒然草』なのですが、鎌倉時代後期の1331年ごろに書かれたとされており、その中に700年近く前の(旧暦ではありますが)9月20日について述べている段があります。

 

『徒然草』の一つに「九月二十日のころ」(第三十二段)と、タイトルがそのまま日付でして、
「九月二十日のころ、ある人に誘はれたてまつりて、明くるまで月見ありく事待りしに、思し出づる所ありて、案内させさて、入り給ひぬ。荒れたる庭の露しげきに、わざとならぬ匂ひ、しめやかにうち薫りて、忍びたるけはひ、いとものあはれなり。よきほどにて出て給ひぬれど、なほ、事ざまの優におぼえて、物の隠れよりしばし見いたるに、妻戸をいま少し推し開けて、月見るけしきなり。やがてかけこもらましかば、口をしからまし。あとまで見る人ありとは、いかでか知らん。かやうの事は、ただ、朝夕の心づかひによるべし。その人、ほどなく失せにけりと聞き侍りし。」という段です。
簡単な内容としては、九月二十日の晩秋の月夜にある人と2人で月見を楽しんでいたところ、兼好と知人とで、とある方のお宅を訪ねます。兼好はしばし待つ間その方の家の様子を観察するのですが、庭は手入れがされていなく、荒れているけれど自然な香のにおいがする、などなど兼好の心にはいろいろ染み入ったよう。また、兼好がいっそう感心したのはその方の振る舞いだったようで、しばらくその方をウォッチャーする内容であります。
簡単な内容としては、九月二十日の晩秋の月夜にある人と2人で月見を楽しんでいたところ、兼好と知人とで、とある方のお宅を訪ねます。兼好はしばし待つ間その方の家の様子を観察するのですが、庭は手入れがされていなく、荒れているけれど自然な香のにおいがする、などなど兼好の心にはいろいろ染み入ったよう。また、兼好がいっそう感心したのはその方の振る舞いだったようで、しばらくその方をウォッチャーする内容であります。
まさに徒然でして、鎌倉時代のいたって日常を取り留めもなく書き記しているのですが、今から700年も前の人も、私たちと同じような感性を持っていたのだな…なんて親近感を覚える人がいるかもしれないし、いや、さすが兼好法師だわ、彼ならではのユニークかつ一流の視点だなと感心する人もいるかもしれませんね。
ところでこのウォッチャーされている方、てっきり女性だと思っていませんでしょうか。自分もてっきりそう想像していたのですが、じつはこの観察している人が「女性」であるとは原文には書いてはいません。
どことなく慎ましい儚さを想像し女性を想定しての現代訳が多いのですが、本当はどこのだれでどういう方だったのか、いろいろ謎であります。
まさに徒然。そろそろ涼しくなるであろう秋の夜に、700年を超えた吉田兼好きからの謎解きに是非誰か挑んでみてください。

September is already drawing to a close. It’s still hot here in Nagoya, but it feels like I’ve been wearing short sleeves for nearly half a year now. Should I buy new short sleeves, or should I just make do with what I have until long sleeves are needed… The question of what to wear in September and October is starting to arise for me.

 

 

By the way, the other day I came across an ancient literary work describing daily life on September 20th, roughly 700 years ago.

 

It’s Yoshida Kenkō’s Tsurezuregusa, written around 1331 during the late Kamakura period. Within it, there’s a passage describing September 20th (by the old calendar) nearly 700 years ago. One section is titled “Around September 20th” (Section 32), and the title itself is the date.

 

Around the twentieth day of the ninth month, I was invited by someone and went moon-viewing until dawn. Something came to mind, so I had them guide me, and I entered. In the overgrown garden, the thick dew and the unforced fragrance wafted softly, creating a hidden atmosphere that was profoundly moving.
Though he left at a good hour, I still felt the tenderness of the moment and watched from my hiding place for a while. He pushed open the sliding door a little more, as if to view the moon. Had I rushed in then, I would have spoken out of turn. How could I have known someone was watching from behind? Such matters depend solely on one’s vigilance day and night.
I heard that person soon disappeared.

 

This is the passage.
Simply put, on the night of the full moon in late autumn, around the 20th of September, two people were enjoying moon viewing together. Kenko and his acquaintance visited a certain person’s house. While waiting, Kaneko observed the house: the garden was untended and overgrown, yet carried a natural fragrance. Such details seemed to deeply resonate with him. What impressed Kaneko even more, however, was the owner’s demeanor, leading him to watch the person for a while.

 

It’s truly a casual, rambling account, simply recording the everyday life of the Kamakura period without any particular focus. Some readers might feel a sense of kinship, thinking, “Even people 700 years ago had sensibilities similar to ours…” while others might admire, “Well, that’s Kenkō for you! It’s that uniquely first-rate perspective only he could have.”

 

By the way, did you assume the person being observed was a woman? I myself had assumed so, but actually, the original text doesn’t explicitly state that the observer is a “woman.” Many modern translations seem to imagine a woman, conjuring an image of quiet, ephemeral grace, but the truth is, who this person was, where they came from, and what they were like remains a mystery.

 

As autumn nights grow cooler, why not take on the challenge of solving this mystery from Yoshida Kenkō, who lived over a thousand years ago?

 

 

 

 

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愛知県名古屋市千種区姫池通

骨董 買取【古美術 風光舎 名古屋店】

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東京世界陸上、楽しんでおります(愛知県名古屋市千種区姫池通 骨董買取 古美術風光舎)

2025.09.17

 

 

 

9月13日に開幕した「東京2025 世界陸上」が連日話題となっています。自国開催ということもあり、日本人には観戦しやすい時間帯にはなっていますが、夜10時過ぎの競技などは選手たちの負担にならないのだろうかと勝手に心配しております。

 

それにしましても世界のアスリートたちの身体能力には唖然とするばかりです。昨日の女子1500mで金メダルを獲得したケニアのフェイス・キピエゴン選手は身長157cmの小柄な体格ながら圧倒的な走りで他を寄せ付けず、1位であることが当然のような風格でした。ゴール後に他の選手が倒れ込むなか、同国ケニアの選手を気遣いながら屈託のない笑顔でニコニコしている姿がチャーミングでファンになってしまいました。5000mでの日本選手たちとの闘いが楽しみです。

 

そしていつも盛り上がる(私だけ?)「棒高跳び」ですが、今回、スウェーデンのアーマンド・デュプランティス選手がなんと6m30cmをクリアし世界記録を更新。さらに大会三連覇という快挙を成し遂げました。自分には絶対できない競技ですが、選手と一緒に自分の体もふわりと浮くような感覚になるのが好きで、クリアした時の爽快感は格別です。頭の中だけの疑似体験ですが。棒高跳びを観戦しているといつも、この競技にはどういう能力が一番必要なのだろうかと考えてしまいます。筋肉や柔軟性はもちろん必要でしょうが、何か特殊能力が潜んでいる気がしてなりません。

また先日の棒高跳びの決勝では、選手同士の連帯感が強く、ライバルではありますが一緒に高みを極める同志といった感じでした。デュプランティス選手が世界記録更新を達成した際、他の選手たちが駆け寄り抱き合って大喜びする姿に泣きそうになりました。年齢のせいでしょうか…。このスポーツ精神がすべてにおいて浸透してくれたらと願ってしまいます。

 

100mなどの華やかな競技も気になるところですが、個人的にはスタートでフライングしないかと心配しているうちに、あっという間にゴールしているという感じでした。なにせフライングは一発失格なのです。スタートの合図から0.1秒の間に体が動くとフライングとなるのですが、これは医学的に人間が外的刺激を感じてから身体が反応するまでには最低0.1秒かかるとされているのが根拠となっています。0.1秒以内に動いたということは、スタートの号砲を聞く前に動いたと考えられているのですが、現在では訓練によって0.1秒以内に反応することも可能なのではという検証もあるそうです。

 

フライングの判断は現在では足をかけるスターティングブロックに不正スタート発見装置が付いていて、わずかな圧力の変化をセンサーが感知するようになっているようです。スターティングブロックの後ろに尻尾のように付いている長いチューブがそうでしょうか。この装置はセイコー製だそうです。日本は多くのメダルを獲っているわけではありませんが、日本の技術が公正な競技を支えていると思うと誇らしくなります。

 

ちなみにスタートの合図はピストルからは出ていないのだそうです。音が選手に届くタイムラグを考慮してとのこと。実際のスタートの合図は選手の足元やトラック内のスピーカーから出ています。公正を期すためにここまでハイテク化されているのですね。

それにしましても、わざとフライングする選手もいないでしょうから、宣告の場面は見ていて辛くなります。スタート地点の選手の前に審判が歩み寄り、フライングを宣告する様子は残酷にも思えますが、公正な競技のためには仕方ないのないことなのでしょう。2002年までは2度目のフライングで失格となりましたが、そうすると一か八かでスタートを切る選手が増えたため2003年からフライングは1回で失格となりました。2011年大会の100m決勝で人類最速と呼ばれたウサイン・ボルトがフライングで失格になったことを覚えているの人も多いのではないでしょうか。1000分の一秒を争う戦いの厳しさを感じました。

 

今回の東京大会では男子マラソンでフライングという珍事?も起こり、そんなに慌てなくてもというコメントが溢れましたが、選手たちの真剣さを思うと笑えません。

あとしばらく、世界陸上楽しませていただきます。

 

それでは、また次の機会に。(スタッフH)

 

The Tokyo 2025 World Athletics Championships, which opened on September 13th, have been making headlines daily. Since it’s being held in Japan, the viewing times are convenient for us, but I can’t help but worry about the athletes competing in events after 10 PM—isn’t that too much of a burden?

Even so, the physical abilities of the world’s athletes are simply astonishing. Yesterday, Kenya’s Faith Kipyegon won gold in the women’s 1500m. Despite her petite frame at just 157cm tall, she dominated the race with an overwhelming performance, leaving no room for others and carrying the air of someone who simply belonged in first place. After crossing the finish line, while other athletes collapsed, she was seen smiling brightly and cheerfully, showing concern for her fellow Kenyan competitor. Her charming demeanor instantly won me over as a fan. I’m looking forward to seeing her battle it out with the Japanese athletes in the 5000m.

 

And then there’s the pole vault, which always gets me hyped (or is it just me?). This time, Sweden’s Armand Duplantis cleared an incredible 6m30cm, setting a new world record. He also achieved the remarkable feat of winning the event for the third consecutive Olympics. It’s a sport I could never do myself, but I love how it makes me feel like my own body is floating along with the athlete. The exhilaration when they clear the bar is truly special. Even if it’s just a mental simulation. Watching the pole vault always makes me wonder what ability is most crucial for this sport. Muscle and flexibility are obviously necessary, but I can’t shake the feeling there’s some hidden special talent involved.

Also, during the recent pole vault final, the sense of camaraderie among the athletes was strong. Though rivals, they felt more like comrades striving together to reach new heights. When Duplantis broke the world record, seeing the other athletes rush over, embrace him, and celebrate wildly nearly brought me to tears. Maybe it’s my age… I find myself wishing this spirit of sportsmanship could permeate everything.

 

While glamorous events like the 100m are certainly intriguing, personally, I find myself worrying about false starts so much that the race feels over before I know it. After all, a false start means instant disqualification. Moving within 0.1 seconds of the starting signal constitutes a false start. This rule is based on the medical fact that it takes humans at least 0.1 seconds to react to an external stimulus. Moving within 0.1 seconds is considered moving before hearing the starting gun. However, there are studies suggesting that with training, reacting within 0.1 seconds might now be possible.

The judgment of a false start is now made using a false start detection device attached to the starting blocks. Sensors detect even slight changes in pressure. That long tube attached like a tail behind the starting block is likely this device. This equipment is reportedly made by Seiko. While Japan doesn’t win a large number of medals, it makes me proud to think that Japanese technology supports fair competition.

Incidentally, the starting signal apparently doesn’t come from a pistol. This is to account for the time lag before the sound reaches the athletes. The actual starting signal comes from speakers at the athletes’ feet or within the track. To ensure fairness, the technology has advanced this far.

 

Even so, since no athlete deliberately false starts, witnessing the disqualification is painful to watch. The sight of a referee approaching an athlete at the starting line to declare a false start seems cruel, but it’s probably unavoidable for the sake of fair competition. Until 2002, a second false start led to disqualification. However, this led to more athletes taking a gamble at the start, so from 2003, a single false start resulted in disqualification. Many will remember when Usain Bolt, hailed as the fastest man alive, was disqualified for a false start in the 100m final at the 2011 championships. It really brought home the intensity of a race decided by thousandths of a second.

 

At this Tokyo meet, a rare occurrence?—a false start in the men’s marathon—also happened. While comments flooded in saying there was no need to panic, considering the athletes’ seriousness, it’s no laughing matter.

I’ll be enjoying the World Athletics Championships for a while longer.

Until next time. (Staff H)

 

 

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ご実家の整理やお片付けなどをされている方のご相談などが多くございます。

お片付けなどくれぐれもご無理のないようになさってくださいませ。

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愛知県名古屋市千種区姫池通

骨董 買取【古美術 風光舎 名古屋店】

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名古屋市守山区のお客様より兜飾り買取いたしました。(愛知県名古屋市千種区姫池通 骨董買取 古美術風光舎)

2025.09.17

 

 

名古屋市守山区のお客様より兜飾りを買取いたしました。長年大切にされておりました御品をお譲りいただきありがとうございました。

 

古美術風光舎では、節句の飾りなどの買取もおこなっております。

また、蔵のお片付け、ご実家のお片付けなどで出ました骨董古美術品の行先でお困りのお品などございましたらお気軽にご相談ください。

 

なお、毎月21日の持込鑑定会では無料鑑定・買取・持込など、ご予約なしで承っております。

ご近所の皆さま、ご遠方のみなさまも、お気軽にお越しくださいませ。

 

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ピンときたならどんなものでも(愛知県名古屋市千種区姫池通 骨董買取 古美術風光舎)

2025.09.16

9月も半ばにさしかかり、ようやく夏から秋へ、少しづつさらりと心地よい風を感じられる季節になろうとしています。

 

 

風爽やかな9月がお誕生日の皆さまの誕生石は、爽やかで心癒される色を持つサファイアとクンツァイトですね。もともと日本の9月の誕生石はサファイアのみでしたが、新誕生石としてクンツァイトが加わりました。

この誕生石、9月は「サファイアとラピスラズリ」の2つとする声もあります。なぜこのようなことが起きるのか。よくよく考えてみると…「誕生石」って一体、いつ頃誰がどうやって決めたのでしょうか?たくさんの種類がある石の中から、なぜこの石たちが誕生石に選ばれたのか。

 

 

誕生石そもそもの起源をたどると、なんとその歴史は約3500年前の旧約聖書までさかのぼります。

旧約聖書の中でユダヤの高僧が12種類の宝石があしらわれた胸当てを着けていたという記述が、誕生石のルーツになったと言われています。それにちなんでヨーロッパでは約1300年前から、「12種類の石を保有し、月替わりで相応しい石を身に着ける」という文化が広がり始めました。

しかし、12種類の宝石を所有しなければいけないので、一部のお金持ち以外は無理難題です。そこで「自分の生まれた月に当てはまる石を身に着ければ、幸運が訪れる」というルールに徐々に変化していったと言われています。

そして、18世紀頃には宝石商によって月ごとの誕生石が決められ、交易が盛んになるにつれてこの文化は世界中に広がっていきます。

しかしこの時の誕生石の種類は、国や地域によってバラバラでした。

 

大きな変化が訪れたのが、1912年。アメリカの宝石商組合によって、石を各月に当てはめるという誕生石の選定が行われました。聖書の記述をもとに選定が行われましたが、聖書の記述にはなかったダイヤモンドなど当時人気が出始めていた石が取り入れられるなど、時代に合わせた改定が加えられています。その後何度か見直され、イギリスでも貴金属協会が誕生石を選定しました。今日の誕生石は、この二つが基になっています。

 

ちなみに日本では1958年に、全国宝石商組合によって誕生石が制定されました。今からたったの60年ほど前のことなんですね。

アメリカとイギリスの誕生石をベースにしたため内容はほぼ同じとなっていますが、3月に「珊瑚」、5月に「翡翠」が加えられ日本らしい特色を取り入れたラインナップになっています。(ちなみに翡翠は日本の国石にもなっています。)

 

日本独自の誕生石があるように、海外の誕生石もそれぞれの国の習わしや気候にちなんで制定されています。起源は同じでも国によって誕生石の違いがあるのは、その背景に宗教やその国独自のなじみ深い石があるからなのですね。「どれが正解なのか?」というか「どれも正解」ということなのでしょう。

 

誕生石を誰が決めたのか、その起源を知ると、必ずしも自分の誕生石を身につけなければいけないわけではないことが分かります。誕生石自体が後付けで決まったものなので、生まれ月以外の誕生石でも、「なぜか惹かれる色だなぁ」「なぜか気になる形だぞ…」など、ピンときたなら身に着けても何も問題ないってことですね。

 

ではでは、また。(スタッフT)

 

 

Mid-September is approaching, and we’re finally transitioning from summer to autumn—a season where we can gradually feel the light, refreshing breeze.

For those celebrating birthdays in this crisp September month, your birthstones are sapphire and kunzite, both possessing refreshing, soothing colors. Originally, sapphire was the sole birthstone for September in Japan, but kunzite was later added as a new birthstone.

Some sources list two birthstones for September: sapphire and lapis lazuli. Why does this happen? Upon closer reflection… when exactly, and by whom, were birthstones first determined? Why were these particular stones chosen from the vast array of gemstones?

 

 

 

Tracing the very origins of birthstones, their history surprisingly dates back to the Old Testament, around 3,500 years ago.

It is said that the description in the Old Testament of a Jewish high priest wearing a breastplate adorned with 12 types of gemstones became the root of birthstones. Inspired by this, around 1,300 years ago in Europe, a culture began to spread where people would “own 12 types of stones and wear the appropriate stone for each month.”

However, since one had to own all 12 gemstones, it was an impossible task for anyone but the wealthy. It is said that the rule gradually evolved into “wearing the stone corresponding to your birth month will bring good fortune.”

By the 18th century, jewelers had established monthly birthstones, and as trade flourished, this culture spread worldwide.

However, the specific birthstones varied widely by country and region at this time.

 

A major change came in 1912. The American Jewelers Association established birthstones by assigning stones to each month. While the selection was based on biblical references, it also incorporated stones gaining popularity at the time, like diamonds, which weren’t mentioned in the Bible, reflecting revisions suited to the era. This list was revised several times afterward, and in Britain, the Goldsmiths’ Company also selected birthstones. Today’s birthstones are based on these two systems.

 

Incidentally, Japan’s birthstones were established in 1958 by the National Jewelers Association. That was only about 60 years ago.

While largely based on the American and British birthstones, Japan’s list incorporates uniquely Japanese elements, adding “coral” for March and “jade” for May. (Jade is also Japan’s national stone.)

 

 

Just as Japan has its own unique birthstones, birthstones overseas are also established based on each country’s customs and climate. Even though the origin is the same, differences in birthstones between countries exist because of religious backgrounds and stones deeply familiar to each nation. It’s not a matter of “which one is correct?” but rather “all are correct.”

 

Learning who decided birthstones and their origins reveals you don’t necessarily have to wear your own birthstone. Since birthstones themselves were decided later, it’s perfectly fine to wear any stone that resonates with you—whether it’s your birthstone month or not—if you feel drawn to its color or intrigued by its shape.

 

Well then, see you later. (Staff T)

 

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愛知県名古屋市千種区姫池通

骨董 買取【古美術 風光舎 名古屋店】

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#出張買取#骨董#古美術#骨董品#絵画#版画#茶道具#刀剣#彫刻

 

 

名古屋市中区のお客様より掛軸・贈答品など買取いたしました。(愛知県名古屋市千種区姫池通 骨董買取 古美術風光舎)

2025.09.16

 

 

 

名古屋市中区のお客様より掛軸・贈答品など買取いたしました。長年大切にされておりました御品をお譲りいただきありがとうございました。

 

古美術風光舎では、掛軸・贈答品などの買取もおこなっております。

また、蔵のお片付け、ご実家のお片付けなどで出ました骨董古美術品の行先でお困りのお品などございましたらお気軽にご相談ください。

 

なお、毎月21日の持込鑑定会では無料鑑定・買取・持込など、ご予約なしで承っております。

ご近所の皆さま、ご遠方のみなさまも、お気軽にお越しくださいませ。

 

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年縞博物館も行ってみました。(愛知県名古屋市千種区姫池 骨董買取 古美術風光舎)

2025.09.15

連日駆け足で福井県の気になっていたスポットを巡って来たわけですが、もう一つ行ってみたかった目的が大好きな建築物がありまして。本日もお付き合いいただければ幸いです。

 

 

 

 

『年縞博物館』

こちらの博物館ですが自分の大好きな建築家内藤廣さんの作品でして。内藤廣さんの代表作は公共事業や美術館や博物館などの設計が多いのですが、たとえば東京駅の丸の内の駅前広場などはご存知でしょうか。

 

その作品は、その場所の気候風土を深く読みとき、合理的な方法で建築を建築を成立させることを特徴としています。また「人から考える」デザイン哲学に基づき、利用者の多様な生活や都市の将来像を見据えた長く使われ続ける建築を創造していることも特徴でありまして、こちらの博物館も数々の建築の賞を受賞しています。

 

初期はコンクリートを限界まで活用した超ローコスト建築を追求しましたが、その後は建築の「変わらない部分」と「変わる部分」を見分け、柔軟な空間構成を取り入れるなど、時代や家族構成の変化に対応できる建築にも取り組んでいます。福井県にも内藤氏の作品は多く、実は先日訪れた一乗谷浅井氏遺構博物館も彼の作品であります。

 

 

 

 

中に入っていきたいのですが、その前にこの博物館の「年縞」とは?って気になりますよね。

 

「年縞」とは「長い年月の間に湖沼などに堆積した層が描く特徴的な縞模様の湖底堆積物」のことのようです。長年生きていてもまだまだ知らないことってたくさんあるようですね…。福井県の三方湖に隣接する水月湖の安定した湖底には、なんと7万年にわたって縞模様になった堆積物が湖底の地層のようになっているのですが、年縞の1年分はたった約0.7mm。ここ水月湖には7万年前からの全長45mにおよぶ年縞が眠っています。

 

そもそもこの条件が揃うことが奇跡のようでして、①直接流れ込む河川がない ②湖底に生物が生息していない ③断層などにより、時間が経過しても湖底が埋まらない。などの軌跡の条件が揃ったためです。世界中にも年縞はみられますが、水月湖の年縞全長45メートルは世界でも希少なサンプルでして、年縞に含まれる花粉や火山灰などから過去の環境を推察できるます。2013年には世界標準の年代測定の「ものさし」として採用されています。

 

また、この施設は年縞の実物試料を展示する世界唯一の博物館なのですが、古気候学の研究施設ほかを併設して、年縞の学術的価値を国内外に広く発信するとともに、学術観光を推進する役割をも担っています。

 

それでは中にはいってみますね。

 

リアス式海岸が連なる若狭湾の一隅に陸に閉じ込められたような5つの湖のひとつ三方湖、その里山風景の水辺に福井県年縞博物館は建てられています。景観を損ねることなく景色の中にすんと佇んでいる景観と建物が大好きでして、こちらの建物も彼の目指す目指す風土を読み取り長年愛されるような建物と風景に訪れる人、どれもが前からここにあったような懐の深さを感じます。

 

 

 

 

 

 

1階の入口部分は地形を生かした入口なのですが、2階が展示室のようでして、冠水のリスク対応なども考慮されているようです。1階のコンクリート部分を見るとよく分かるのですが(詳しい事はわからないのですが)小幅の杉板型枠がとても綺麗に施工されています。内藤廣さんもこのコンクリートは美しいと述べていまして、一乗谷浅井氏遺構博物館のそうだったのですが、コンクリートの施工と活かし方がとてもきれいです。

 

1階は年縞の紹介のライブラリーがあり、2階に上がってみると、45mの7万年の年縞が、過去から未来の出来事を追って展示されています。長大なコンクリートの壁をギャラリーの中心に配置し、上部に鉄骨トラスと県産スギの梁を架けた構造なのですが、屋根はシンプルな切妻屋根、四周のガラス張りですので外の風景が中に軽快の展示と言った言いになったような見え方です。

 

 

 

 

 

 

こんな景色を見ながら、一年0.7mmの年縞を覗き込んでいくのですが、7.3万年の間に幾度と会った氷河期、姶良カルデラ(鹿児島県)の火山爆発や、co2濃度の変化などなど(一例ですが)、たった0.7mmの中含有分などから様々な地球の歴史が読み取れるようで、まさに地球の年表そのものといったところです。1年はたった0.7mmですがまだまだこれからも何かしらの発見がありそうですよね。

 

それにしても45mの長い年縞をながめていると、自分が生きていた年月なんて僅か数センチに過ぎないわけでして。些細な日常の悩みもこの数センチの中なんだな…なんて誰しもがなにかしら思うわけですよ。ですが、この45mの積み重ねの上に我々の数センチが存在することも気づいたりもして、そんなことを思いながらガラス越しの湖の景色を眺めていました。

 

年縞と、この建物のある風景が、これからも穏やかに時を重ねていってほしいなぁなんて思いながらゆっくりカフェでコーヒーも飲めますので、年縞博物館、是非一度尋ねてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

それではごきげんよう。(スタッフY)

 

 

 

 

I’ve been rushing around Fukui Prefecture these past few days, visiting spots that caught my interest, but there was one more place I really wanted to see—a building I adore.

 

The ‘Nenjima Museum’

This museum is a work by my favorite architect, Hiroshi Naito. Naito’s representative works often involve public projects, art museums, and museums. For instance, you might know the Marunouchi Station Plaza in front of Tokyo Station. His work is characterized by deeply understanding the local climate and environment, then establishing architecture through rational methods. Based on a design philosophy of “thinking from the perspective of people,” he creates buildings designed for long-term use, anticipating the diverse lifestyles of users and the future vision of the city. This museum has also won numerous awards.

While his early work pursued ultra-low-cost construction by pushing concrete to its limits, he later focused on distinguishing architecture’s “unchanging elements” from its “changing elements.” This approach incorporates flexible spatial configurations, enabling buildings to adapt to shifts in era and family structures. Many of Naito’s works are found in Fukui Prefecture; in fact, the Ichijōdani Asai Clan Ruins Museum I visited recently is one of his creations.

 

pon ascending to the second floor, a 45-meter-long, 70,000-year-old annual ring display traces events from the past to the future. A massive concrete wall is positioned at the gallery’s center, supported overhead by steel trusses and beams made from locally sourced cedar. The roof is a simple gable design, and with glass walls on all sides, the structure appears to float lightly within the surrounding landscape.

 

Gazing at this scenery, you peer into annual rings growing at a rate of 0.7cm per year. Over 73,000 years, they reveal multiple ice ages, volcanic eruptions like the Aira Caldera (Kagoshima Prefecture), changes in CO₂ levels, and more—truly a chronicle of Earth’s history. Since one year is just 0.7cm, deciphering each 0.7cm within the 45m seems like it could lead to new discoveries.

 

Gazing at these long annual layers, one realizes that the years of one’s own life amount to just a few centimeters. Even the trivial worries of daily life fit within these few centimeters… It’s something everyone might think about. Yet, these layers, this building, and this view—all built upon 45 meters of accumulation—compel one to feel a deep respect for those few centimeters.

May the landscape with these annual rings and this building continue to peacefully accumulate time together.

 

Well then, take care. (Staff Y)

 

 

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ご実家の整理やお片付けなどをされている方のご相談などが多くございます。

お片付けなどくれぐれもご無理のないようになさってくださいませ。

風光舎では古美術品や骨董品の他にも絵画や宝石、趣味のお品など様々なジャンルのものを買受しております。

お片付けをされていて、こういうものでもいいのかしらと迷われているものでも、どうぞお気軽にご相談下さいませ。

また風光舎は、出張買取も強化しております。ご近所はもちろん、愛知県内、岐阜県、三重県その他の県へも出張いたします。

まずは、お電話お待ちしております。

 

愛知県名古屋市千種区姫池通

骨董 買取【古美術 風光舎 名古屋店】

TEL052(734)8444

10:00-18:00 OPEN

名古屋市瑞穂区のお客様よりブロンズ像を買取いたしました。(愛知県名古屋市千種区姫池通 骨董買取 古美術風光舎)

2025.09.15

 

 

名古屋市瑞穂区のお客様のよりブロンズ像を買取いたしました。

長年大切にされておりました御品をお譲りいただきありがとうございました。

 

古美術風光舎では、ブロンズ像などの買取もおこなっております。

また、蔵のお片付け、ご実家のお片付けなどで出ました骨董古美術品の行先でお困りのお品などございましたらお気軽にご相談ください。

 

なお、毎月21日の持込鑑定会では無料鑑定・買取・持込など、ご予約なしで承っております。

ご近所の皆さま、ご遠方のみなさまも、お気軽にお越しくださいませ。

 

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うろこ・さば・いわし・ひつじ…「秋の空」の見分け方(愛知県名古屋市千種区姫池通 骨董買取 古美術風光舎)

2025.09.14

 

9月も半ばというのに、来週はまだまだ日中は夏のような暑さが戻ってくるようです。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉の通り、あと少しの辛抱なのでしょうか。
しかし、季節は確実に移ろいでいます。昼間は太陽が照り付け、汗が噴き出るような暑さであっても、少し日が傾いたときに頬を撫でる涼しい風が、秋の足音に気づかせてくれます。

 

この季節になると、思い浮かぶのは、古今和歌集に収録されている藤原敏行の
「秋来ぬと 目にはさやかに見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる」
という和歌です。この歌を現代語訳すると、「秋になった兆しはまだ見てはっきり実感するほどではありませんが、風の音の中にその気配を感じて、自分驚いたんですよ」という意味になります。

私にとっては驚くのは風の音ではなく、風の涼しさで、歌人・藤原敏行とは少し感じる場所が違うのですが、とにかく風にハッと驚いて秋の始まりを知るという点では同じです。ですので、涼しい風を感じるたびにこの歌を思い出してしまうのです。

 

ほかに秋を感じるものと言えば、気付くと空が高くなって秋の雲を見つける時でしょうか。

秋の雲といえば、うろこ雲?さば雲?いわし雲?ひつじ雲? なんだかよく似ていますよね。

実はどれも正解で、秋の季語になっています。

 

うろこ雲、さば雲、いわし雲は、いずれも高度5000~1万5000m程度にできる「巻積雲(けんせきうん)」の俗称で、小さなかたまりがたくさん集まっています。ひつじ雲は、高度2000~7000m程度にできる「高積雲(こうせきうん)」の俗称です。

いずれもほぼ年中見られますが、秋は空が澄みわたり上空まで見通しがきくようになり、高積雲や巻積雲も見やすくなります。また、台風や移動性低気圧が多く近づく秋に多く見られるため、さば雲、いわし雲、うろこ雲、ひつじ雲は秋の季語になっています。

見た目が似ていますが、これらを明確に区別する定義はないため、どれも間違いではないようですが、しいていえば見た目の様子で区別されているようです。

 

ところで、うろこ雲とひつじ雲の見分け方はご存知でしょうか?

この2種類の雲の違いは、単に”雲1つ1つの大きさ”だけ。高積雲(ひつじ雲)のほうが高度が低いため、手前にある分だけ大きく見えるということになります。

そしてこの2つの雲の簡単な見分け方があって、自分の親指を立てて腕を空に向かってまっすぐ伸ばします。その時雲1つ1つが指に隠れる場合はうろこ雲、指からはみ出る場合はひつじ雲と見分けられるのだそうですよ。

 

また、うろこ雲、さば雲、いわし雲、ひつじ雲は、低気圧や前線が近づいているときに現れやすいため、天気が下り坂になっており、雨が近づいているということが読み取れるそう。

昔から、「うろこ雲(いわし雲)が出たら3日のうちに雨」「ひつじ雲が出ると翌日雨」などの言い伝えがあり、これはかなり当てになる便利なことわざのようなので、まず7割くらいは当たると思っていいみたいです。

これからの秋の空を見上げた時に、ちょっと思い出してみてくださいね。

 

ではでは、また。(スタッフT)

 

 

It’s already mid-September, yet next week promises a return to summer-like heat during the day. As the saying goes, “The heat and cold last only until the equinox”—perhaps we just need to endure a little longer.
Yet the seasons are shifting undeniably. Even when the sun beats down in the daytime, making sweat pour, the cool breeze that brushes your cheeks as the sun begins to set reminds you of autumn’s approach.

 

This season always brings to mind the waka poem by Fujiwara no Toshiyuki, included in the Kokin Wakashū:
“Autumn has come—
Though my eyes cannot yet clearly see it,
I am startled by the sound of the wind.”
Translated into modern Japanese, this means: “The signs of autumn haven’t yet become clear enough for me to see and truly feel, but I was startled to sense its presence in the sound of the wind.”

For me, it’s not the sound of the wind that startles me, but its coolness. My point of feeling differs slightly from the poet Fujiwara no Toshiyuki, but we share the same experience of being suddenly startled by the wind and recognizing autumn’s arrival. So, every time I feel a cool breeze, I can’t help but recall this poem.

 

Another thing that makes me feel autumn is when I notice the sky has grown high and I spot autumn clouds.

Speaking of autumn clouds—scales? Mackerel? Sardine? Sheep? They all sound so similar, don’t they?

Actually, they’re all correct and are seasonal words for autumn.

 

Scales, mackerel, and sardine clouds are all colloquial names for cirrocumulus clouds, which form at altitudes of about 5,000 to 15,000 meters. They appear as numerous small clusters. Sheep clouds are the common name for altocumulus clouds, which form at altitudes of about 2,000 to 7,000 meters.

While all can be seen almost year-round, autumn brings clear skies with good visibility all the way up, making altocumulus and cirrocumulus clouds easier to spot. Additionally, since they are frequently seen in autumn when typhoons and moving low-pressure systems often approach, cirrus clouds, sardine clouds, fish-scale clouds, and sheep clouds are considered seasonal words for autumn.

Although they look similar, there is no clear definition to distinguish them, so none of the terms seem incorrect. If forced to differentiate, it seems they are distinguished by their visual appearance.

 

By the way, do you know how to tell fish scale clouds and sheep clouds apart?

The difference between these two types of clouds is simply the “size of each individual cloud.” Altocumulus (sheep clouds) are at a lower altitude, so they appear larger because they are closer to the viewer.

There’s an easy way to tell these two clouds apart: hold your thumb up and extend your arm straight toward the sky. If the individual cloud pieces fit behind your finger, it’s a fish-scale cloud; if they extend beyond your finger, it’s a sheep cloud.

 

Additionally, fish-scale clouds, mackerel clouds, sardine clouds, and sheep clouds tend to appear when a low-pressure system or front is approaching. This indicates the weather is turning, and rain is likely on the way.

There are old sayings like “When fish-scale clouds appear, rain comes within three days” or “When sheep clouds appear, rain comes the next day.” These seem to be quite reliable and useful proverbs, so you can probably count on them being about 70% accurate.

Next time you look up at the autumn sky, try remembering this little tip.

 

Well then, see you later. (Staff T)

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愛知県名古屋市千種区姫池通

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名古屋市千種区のお客様より宗哲炉縁・天目台・莨盆・瀬戸茶入れを買取いたしました。(愛知県名古屋市千種区姫池通 骨董買取 古美術風光舎)

2025.09.14

 

 

名古屋市千種区のお客様のより宗哲炉縁、天目台、莨盆、瀬戸茶入れを買取いたしました。

長年大切にされておりました御品をお譲りいただきありがとうございました。

 

古美術風光舎では、宗哲炉縁、天目台、莨盆、瀬戸茶入れなどの買取もおこなっております。

また、蔵のお片付け、ご実家のお片付けなどで出ました骨董古美術品の行先でお困りのお品などございましたらお気軽にご相談ください。

 

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