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『器は料理の着物』の一節が、ひらめきました。(名古屋 風光舎より)

2021.01.20

こんにちは。スタッフYです。

古美術について語るのはまだ100年早い私ですが、

かの幅広い分野で活躍された北大路魯山人が残した言葉の中でも有名な

『器は料理の着物』という一節。

今日、目に留まった器をみて、その一節がひらめきました。

 

こちらの古伊万里の器は「振袖」いやいや「華やかなドレス」ともいいましょうか。

細やかな図柄や、器の大きさ(直径17.7cm)といい、まさに観せるための器。

多分、この器に盛りつけたみならば、きっとそのお料理は

普段見せない気取った表情で佇んでいることでしょうね笑。

 

普段使う器ですと、どんなお料理をにも抵抗なく盛り付け引き立てるのではと

扱いやすい器をにしてしまうことが多くなりがち。

むしろ、それが楽だしそれが良いと思いがち。

こちらの鉢を眺めていると、「たまには、羽目外してみたら?」と、

言われているようで、

スタッフY、この古伊万里に妄想で、熱々の出し巻き卵を盛りつけてみました。

案外いけるかも。

となると、普段のどんなお料理に華やかな器(着物)を着せても、

しっくりいくのではないのかとだんだん妄想が暴走してきました。

折角だからこの些細な固定観念を、いい意味でぶち壊してみよう。

 

 

仲間に触発されて…(名古屋 覚王山より)

2021.01.19

 

先日、当ブログにスタッフY が記載していた「やりたいことリスト」。

わたくしスタッフ Iもこのような時世になる以前よりこのリストを事あるごとに記していたので、仲間が同じことをしている!と知り、大変嬉しくなりました。

スタッフYの方はもっと具体的な内容でしたので、さらに刺激を受け…

今は出来なくて我慢していることも多々あるけれど、それは皆同じ。

改めて自分だけではなく、全世界が同じ境遇なんだと、ちょっと勇気づけられました。

 

私の行きたいところリストのひとつには、”岡田美術館(箱根)”があります。

東洋の美の結晶が一堂に会する美術館。

日本・中国・韓国を中心とする古代から現代までの美術品が展示されています。

気持ちのよい季節に庭園もゆったり巡るなんて想像しただけで前向きになれます。

そしてこちらのミュージアムショップの人気アイテムとして、葛飾北斎や尾形光琳など著名な画家の代表作をモチーフにしたチョコレートがあります。

(食べてしまうのがもったいない⁈)

お取り寄せもできるようなので、おうちで手のひら芸術を楽しむのもいいですね。

 

イメージするだけでも脳は騙されるというので、空想も大事です^^

寒い季節、ただでさえ塞ぎ込んでしまいそうなこの時期はなるべく楽しい未来のことを考えて乗り越えていきたいものです。

 

 

麒麟が来てました_風光舎 名古屋店に! (千種区 覚王山より)

2021.01.18

京都店から入荷した器たちのなかに、こんな深鉢がございました。
幕末期の伊万里焼です。麒麟文様が描かれております。
大きさは、使い勝手の良さそうな直径21.5cm、高さ9cmほど。

2021年1月現在、放映中の大河ドラマ『麒麟がくる』によると
平和な世には麒麟が出現するそうで_穏やかな日常が戻る前触れでありますように。
「疫病退散!」の願いを込めて覚王山の地より祈っております。
 
先日、隣のロンドンカップケーキ店の帰りにお立ち寄りくださいましたお客様、
少しずつ揃えてみたい_と珉平焼の豆皿をおひとつ選ばれていました。
一枚ずつ気に入ったものを取り合わせてゆくというのも面白いですね!
 
皆様の暮らしに寄り添えますように_
またのご来店お待ちしております。
 
Staff T
 

様々な九谷焼(風光舎 名古屋店より)

2021.01.17

 

こんにちは。本日は、少しひんやりしますね。

先日に引き続き多様性を比較していただこうと、九谷のお皿を搭載してみました。

こちらは、幕末に作られた九谷焼(再興九谷)のお皿。

こちらは、昨日のお皿と打って変わって、豪快で潤達な線書きの上に

そうそう九谷ってこれよね、といった五彩で施されたお皿ですね。

スタッフYの実家は金沢の近辺なのですが、そういえば普通に日常使いの

古い九谷焼でした。

お皿の柄に盛り込まれた色柄がたくさんあって、

それぞれ手描き故に少しずつ違っている絵柄をみながら、

ときに笑いながら食事をしています。

 

昨日搭載のお皿とまた違った九谷焼、見比べてみてください。

 

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ご自宅のお片付けの際に、行先に迷われたお品などございましたら、

お気軽にご相談下さい。

古美術風光舎 名古屋店

九谷焼きのお皿

2021.01.16

皆さまこんにちは。

今日は、この風光舎名古屋店にある、九谷焼のお皿を紹介します。

赤絵が綺麗で、金彩も美しいです。こちらは、明治時代のものです。

九谷焼きは、石川県南部で生産される陶器です。繊細で、色鮮やかな描き込みが有名ですね。

日本を代表する伝統工芸品のひとつでもあります。

 

石川県といえば、日本三名園のひとつにも数えられる、美しい庭園である兼六園もありますね。

 

世相が落ち着いたころには、美しい器を探しに行きたいものです。

やってみたいことリスト(名古屋 風光舎より)

2021.01.15

 

こんにちは。スタッフYです。

このところ先の見えない混沌とした時間ばかりが過ぎ、

途方に暮れる毎日にお疲れの方も多いのではないでしょうか。

 

最近、少しでも前を見る方法をお友達から教えてもらいました。

なるほどと思い、少し記しておきます。

その一つが、いつか自由に安心安全に活動できる日がきたら

『やってみたいこと、行ってみたいところリスト』

をしたためること。しかも、結構具体的に書くことがポイントで、

たとえば、『秋に、○○と○○の景色を見ながら車を運転させて○○へ行って○○というお店を訪れて

○○をする』みたいな。

スタッフYは、最近ここ古美術風光舎に似合う音だなぁと

検索していた中で巡り合った、‘’bohemianvoodoo‘が

すっかりお気にいりになり、

『インストユニット’’bohemianvoodoo‘’のLIVEへ、お友達といくこと』

が、やってみたいリストにランクインしました。

具体的内容として、お友達は最初はそんなに乗り気じゃないのですが、

ライブ会場へしぶしぶ誘って連れて行き、LIVE後気に入ってくれて、

「すごくよかったね!」みたいなのをお互い言い合い巻き込んだ…みたいな。

というわけで、ここ古美術風光舎 名古屋店には、bohemianvoodooの

”Adria Blue”が今、流れております。

いつか、LIVEへ行けることを夢見るスタッフYの妄想をのせて。

 

よかったら、ご視聴してみてください。

 

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自粛中にお宅の片づけなどをされる方も多いのではないでしょうか。

皆さまのお宅に眠っているお品など、行先にお困りでしたら

お気軽にご相談下さい。

 

古美術風光舎 名古屋店

 

 

 

安心安全の対策をしております(名古屋 風光舎より)

2021.01.14

 

皆さま、こんにちは。

冷気が日増しに深まるこのごろです。

 

昨年から続く世界的なパンデミックは、未だ終息の兆候が見られません。

ここ愛知県も本日より緊急事態宣言発出中の期間となってしまいました。

普段とは違うライフスタイルがまだまだ継続しそうです…

 

自粛が続く生活の中に、皆さまのお気に入りの品々がそばにいてくれることはとても重要ではないでしょうか。

風光舎で次の居場所を待っている古美術品たちは、とても幸運で生き抜く力を持っているのではないかなと思ったりします。

皆さまが大切にされてきた骨董品や美術品、絵画や古書、お道具などもそれぞれの想いやエピソードがいっぱい詰まって、さぞ愛着もあることと思います。

そのようなお品を当店では大切に査定させていただいております。

 

また現在の状況を不安に思われているお客様も多いと思います。

当店舗へのお持ち込みによる買取は事前にご予約いただき、ご来店いただきます。

スタッフのマスク着用やアルコール手指消毒も徹底しておりますので、どうぞご安心くださいませ。

 

外へ出づらい現状ですので、出張買取もお気軽にご相談ください。

どんなにご近所でも、もちろん遠方でも大丈夫です ^^

 

名古屋・覚王山 風光舎

10:00-17:00 OPEN

お待ちしております。

 

スタッフ I

 

 

徳川園にて振袖さんに遭遇。(名古屋 風光舎より)

2021.01.13

こんにちは。このところの寒さといったら…。

身に染みる寒さとはこのことだっんですね。

しみじみと痛感しているスタッフYです。

 

本日は、名古屋の観光スポット『徳川園』のご紹介を。

他県の方はあまりご存じないとのことで、少し情報をお伝えしますね。

『徳川園』は、徳川御三家筆頭である尾張藩二代藩主光友が、元禄8年(1695年)

自らの造営による隠居所として移り住んだことが起源としています。

約13万坪の庭園、入り口には重厚な黒門、また併設の徳川美術館には

尾張徳川家に伝えられた国宝『源氏物語絵巻』など数々の重宝が展示されております。

大名家のコレクションとしては唯一まとまった種類の豊富さ、保存状態、質の良さなど

収納品のすばらしさは、徳川園と共に一度足を運んでいただきたい名古屋のスポットです。

他県出身者のYとしては、『芸どころ名古屋』のルーツが垣間見えるスポットと

いった位置づけ。他県のお友達が名古屋に訪れたら必ずご紹介します。

先日訪れたところ、黒門の門松も立派でしたが(私の記憶史上最大の門松でした)

なんと成人式の振袖さんに遭遇。

みなさん徳川園にて晴れ着の撮影をしておりました。

このところの寒さで寂しかった街の風景の中に、

お振袖の鮮やかな柄が、そこかしこに揺れている風景。

いいですね。

いろいろ辛い時期ではありますが、

一瞬、気持ちが晴れやかになるひとときでした。

尾張徳川家を十二分に堪能できるスタッフYおすすめスポットです。

 

 

 

お掃除、お引越し、遺品整理などで、どうしようかと悩まれれているお品などございましたら、お気軽に古美術風光舎名古屋店へご連絡ください。また、出張買取もいたしております。

古美術風光舎名古屋店(10:00~17:00 open)

芸術品に触れて思うこと(名古屋 風光舎より )

2021.01.12

 

こんにちは。本日、名古屋は寒雨の一日です…

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

 

昨日の成人の日を迎えられ、新成人になられた皆さま、おめでとうございます。

成人の日の歴史は、”1948年 国民の祝日に関する法律により制定されたもの”ということで、意外に年数が浅いことに少々驚きますね。

 

奈良時代から始まった元服や裳着に由来して、現代でも羽織袴や振袖といった正装の方が多いと思います。

スタッフ I 、自分自身のはるか前の成人式にはそのような歴史は考えていなかったでしょうね(笑)

 

今年の式典などは制限があり、盛大な祝賀ムードでないことが大変残念であると思います。

私の新年の楽しみの一つである”ウィーンフィル ニューイヤーコンサート”

(家族 = 男性陣は誰も見ませんので、折角のLIVE映像もリアルタイムではなく録画が常です…)

こちらも長い歴史の中で初の無観客。

華やかな舞台に世界最高峰の音楽。

おめでたい元日にちなんで、いつも活気に満ちた曲とともにノスタルジックな音楽が選曲をされています。

一年の始まりとして、これほど豪華絢爛パワーをいただけるものはないと毎年観ておりますが、心なしか今年は楽員の方たちもどこか寂しげな表情⁈

 

世界中がこのような状況の時こそ、皆が繋がって音楽や芸術を共有したいという気持ちがありますね。

クラシック音楽というのは何世紀もの間、国も越えて現代でも愛され続けている西洋芸術。

古美術品と通じるものがあると思います。

古典音楽や古美術に触れていると、生きていると本当に様々な出来事が起こるけど、それも乗り越えていつかはまた平穏がやってくるよ、それの繰り返し…と勇気づけられるときがあります。

着物や芸術など、次世代へ受け継がれていくものって逞しくもなくてはいけませんね!

そんな独自のメッセージを受け取りつつ、人でも物でも身近にあることを大切に、且つささやかを楽しめる気持ちを今年も持ち続けたいと思います。

 

お正月も気分も抜け、すっかり日常モードに戻られている方が多いと思いますが、皆さまどうぞお身体を暖かくしてお過ごしください。

そして当店 風光舎にお譲りいただけるお品がございましたら、どうぞお気軽にご相談くださいませ。

寒い季節、店主自らがお伺いもさせていただきます。

 

10:00-17:00 OPEN

名古屋・覚王山 風光舎